トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #131
【旅日記】
2019.12.21(土) 白道峪の未開発長城
7:20 アパートを出発。目的地は、密雲区白道峪の未開発長城。 日本語コミュニケ新聞に、「観光地として基準満たさず、北京5カ所のA級資格取り消し」のニュースが報じられていた。読んでみると、知らない所が4/5。営業していない所など山ほどあるのに、、、と思いながら一つ一つチェック。 地図で雲蒙三峪景区を探すと、景区の最も東に観光スポットマークの付いた白道峪があった。どんな所なのかチェックすると、未開発長城の写真が5枚出て来た。うち1枚には、長城に登り両手を真横に広げた人の姿が写っていた。しかも、然程高くなさそう。説明が一言も無いことが少々気掛かりだが、興味に任せて出発した。 |
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2週続けて、東直門バスターミナルから980快に乗車。但し、今回は密雲果園小区で下車。 8:48 密雲果園小区へ到着。ここから北へ200mほど歩き、康居南区で密9路に乗り換え。 |
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980快の次の停車は密雲鼓楼。通る度に、鼓楼がどこにあるのか辺りを見回していた。 見つけられない訳だ、密雲果園小区バス停前の密虹公園にあったのだから。 これも良く見て来た。スッキリしたが、まさかこれが探し求めた鼓楼だったとは。 |
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8:56 康居南区バス停へ到着。 バスは頻繁に止まる。密8路や10路は頻繁に来るが、密9路は中々来ない。番号が1桁なのでメインルートで便数が多いかと思ったが、甘かった。運行中止を心配したが、反対方向に走り去る姿が見えたので安堵。気長に待つしかない。 |
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9:09 来た、来た!おや?密9路だが、行き先が「署地」。私は、密9路終点の白道峪を目指しているのだが、、、 乗り込む前にバス停のサインを確認。署地は、白道峪の3区手前だった。 3区なら、最悪歩くことも想定し、いつ来るかわからない白道峪行きの密9路を寒いバス停で待つよりも、先に進む事を選んだ。 |
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乗った時には空席があったが、直ぐに満車になった。 密9路と2台擦れ違った。どちらも「署地」から来たものだった。う〜ん、拙い! 落ち着いた所で、密9路のルートを地図アプリで検索。おや?「署地」が無い!なんじゃこりゃ! |
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9:38 バスがUターンし停車。ドアが開いた。終点の署地へ到着したらしい。バス停サインは無い上、降りない人もいるので少々不安に思いながら下車。 待っていた村人が乗り込むと、直ぐ走り去って行った。はて、ここからどう行けば良いのやら? 白道峪までのルートを検索すると、先ずはバスの後を追う方向。「分かっていれば、手前で降りたものを」と思ったが、後で調べると、ここは変則ルートで署地はもう一つ先だった模様。もしや大失敗? |
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バスもズルズル滑っていたが、道路には踏み固められた雪がガチガチに凍り付いている。 滑って転ばないよう注意して前進。 |
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住宅街を出ると残雪が増えて歩き易い。 |
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北の山に「京」マークが見えた。 雲龍潤自然風景区だ。目的地は、その少し西。結構遠い。 |
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風景は良い。 |
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天気も最高なのだが、、、 |
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この環境でも結婚式は大賑わい。 ダイナマイト級の爆竹が、暫く鳴り止まなかった。 |
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X021河北路が見えた。この路面から解放されるのが嬉しい。 |
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しかし、路肩に雪が残り、恐る恐る車道を歩くことになった。 |
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ここからは、X021の距離マーカーを励みに前進。 |
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上り坂が見える。しかも、道路が乾いている様には見えない。大丈夫か? 心配したが無事通過。 |
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10:24 小石尖村へ入った。 通過した時には“尖”が“头”に見え、「小石頭村」だとばかり思っていた。とんだ見間違い。 |
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小石尖村の中でX021の名前が小石尖南路に変わったが、ここから河北路に戻った。 |
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正面に長城が見えた。 右側は、先週行った雲蒙山長城へ続く。 |
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左側は、青龍峡へ。あの山の向こうだ。 |
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京通線を潜ったら、ちょうど貨物列車が来た。 良い感じで山影から現れたが、-3℃の世界で電池を消耗させない様にダウンジャケットの中でカメラを温めていたので準備に手間が掛かり先頭車両には合わず。残念。 |
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「京」が近付いた。あと少し。 |
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11:00 白道峪へ到着。ここまで、バスに追い越されることは無かった。やはりバス走っていないようだ。冬だから?走っていれば、10:00前に着いていただろう。 村に近付いたが、観光スポットの案内は全く無い。 |
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地図で確認すると、西に見える低い山が目的地。 そして、登山道は雪が一面に残る大きな駐車場の奥にある様子。 行ける所まで行ってみよう。 |
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遠くに見えた長城が、随分近付いた。 しかし、あの高くて険しい山に登ろうとは思わない。 |
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えっ?ここ?ここを行くの? 形の違う足跡が幾つもあるので多少安心。 この辺りは積雪10cmほど。柔らかく、靴がズボズボ埋まる。 |
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進むにつれて足跡が減って行く。 |
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こんな所に一軒家。寂しいなぁ〜。 しかし、日当たりは良いし、ベッドはオンドルでぬくぬく。生活は快適なのかも。 |
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傾斜がキツクなった。足元が滑る。そろそろ潮時か? |
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11:15 まだ登れるが下りが心配。長城の姿も見えず張り合いも無い。今日はここまでにすることに決めた。 |
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振り返ると、山裾の遠くに村が見えた。結構登って来ていた。 案の定、ここからでも下りで何度も足を取られたが、無事に下山できて良かった。 |
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11:30 X021河北路へ戻り、東へ向った。 帰路は、S205密関路を走るバスに乗ることにした。運が良ければ、雲龍潤自然風景区の入口から、悪くても北白岩では密8路に乗れる。最長6.2km。さてどうなる事やら? |
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空には飛行機雲が多数。このフレームには4本。相変わらず過密。 |
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山の稜線に浮かぶ長城とは別に、谷間にも長城の様な線が見える。 白道峪から真っ直ぐ北に向かった辺りだろう。 |
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フルズームで撮影し、その場で拡大して確認。 結果、長城にも見えるが、道にも見え、ここでは道と結論付けた。 |
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上り坂で振り返り、白道峪を再確認。 やっぱり、そこに長城は見えない。 |
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それよりも、谷間の影。 |
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どうも長城の様だ。 春になり、かつ密9路が白道峪まで走るようになったら、チャレンジしてみよう。 |
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暫くは全く何も無い。 |
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11:49 密雲ダムを見てホッとした。 |
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12:14 黒山寺へ向う東黒路を通過。地図で見ると、雲龍潤自然風景区のエリア。 落ち葉で昼寝していた犬が驚いて駆け出した。犬が寝ていることに気付いていなかったので、こっちも驚いた。 |
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白道峪では見なかった長城のプレートをここで発見。今日は後にも先にもこれ一つ。 「柏坨山城堡」となっているが、辺りにそれらしい場所は見当たらず。 |
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12:19 貨物列車が通過。駅が近いためか、異常に遅い。 それとは対照的に、後ろから来たバスが、アッと言う間に走り去って行った。 密8路黒山寺支線。あ〜残念! |
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12:24 雲龍潤自然風景区入口前に密8路黒山寺支線のバス停があった。 昨年6月に来た時は、ここから868路と987路が発車していた。冬季だからか、それらは走っていない様子。 密8路は良く見るが、黒山寺支線は見たことが無い。どれだけ待てば次のバスが来るのか皆目見当がつかない。ワーストケースとした北白岩目指して再スタート。 |
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バスが走るX021から分かれ、雪に覆われた北白岩村へ向う左の道を進んだ。 |
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この道で、電動バイク、しかも左手にスマホを握り締め片手運転。お主、ヤルのぉ〜。 |
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村は静まり返っていた。 |
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そこに、突如大群衆。 7、8台の三輪バイクトラックの荷台にテーブルと椅子を載せ、ジジババ達がトランプに興じている。中には、地面にテーブルを置いたグループも。この寒空に良くやるよ。 |
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左の店も、右の店も、二文字目が“春”。寒いからな〜。 おっ、私にも“春”。遠くに密関路が見えた。 |
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12:51 見慣れた密関路の風景。バス停まで100m。 |
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12:53 ここは運良く、直ぐに密8路が来た。 沿湖西門で下車。980快に乗り換え、終点の東直門で下車。居眠りしていたので早く着いたような気がするが、北白岩からほぼ2時間。結構掛かった。 |
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昼食は先週の火山スパに続き、火山シリーズ。味噌ラーメンに、蒜蓉辣椒醤をタップリ投入した火山ラーメン。そこに、山盛りサラダと半熟卵をトッピング。美味かったが、汗の噴火が半端じゃない。蒜蓉辣椒醤がちょっと多かった。次回は少し減らそう。 本日の歩行距離14.2km、23,870歩。上った階数8階。未開発長城への登城は叶わなかったが、次に繋がる成果があった。雪景色も楽しむことができ、満足の行く一日だった。 |