トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2020.10.7

 

ホーム    テーブル    マップ    カレンダー    北京    番外編

 

▼北京一卡通編 #150

旅メモへ戻る

【旅日記】

2020.10.7(水)  罰ゲームのような一日

7:15 アパートを出発。目的地は密雲区の白龍潭。

 

東直門バスターミナルから密980快に乗車。待ち時間無く順調。

 

東直門バスターミナルではサーモグラフによる防疫体制が続いている。マスクを掛けていなければ入場も拒否される。季節が冬に向かい、第3波が心配。何よりも、日本へ帰れないのが辛い。

8:44 乗り換えの西大橋加油站へ到着。至って順調。

 

白龍潭へ向うバスは予め調べて来たが、ここでも確認。

 

白龍潭はチョイチョイ通過する。「古北方向へ行くバスならどれでも良い筈」とサインを確認すると、有るわ有るわ。候補が全部で18路線になった。「これならば直ぐに乗れそう」とニンマリ。

9:00 32路に乗車。幸い最後列のシートを確保できたが、危なかった。

 

停留所を通過する度に車内アナウンスがあるが、周りの話し声が煩く聞き取り辛い。聞き取れても、その位置が分からないので暫く走った所で、スマホの地図で位置を確認した。

すると、このバスは白龍潭の数km手前で旧道に入ることが分かった。旧道に入るバスがあることは知っていたが、その場所が白龍潭よりも手前だとは思っていなかったので少々動揺。

リカバリー作戦を検討。その結果、1km強、予定外の徒歩になるが、黄土窩で下車し歩くことにした。

9:45 旧道に入り黄土窩を乗り越さない様に注意していた。

 

隣に座っていた登山姿のジジババグループが下車した。そこで地図を開き位置を確認すると、“おっと”一番近いバス停が黄土窩。やってしまったようだ。

慌てて腰を上げたが間に合わず。次の停留所で下車。水膨れで全面捲れた左足小指の皮が未だ再生しておらず辛いこの時に、徒歩距離が更に延びるのはしんどい。

バスが走って来た方向へ戻ると、一つ前に降りた登山姿のジジババグループが前から歩いて来た。そして、白龍潭方向へ曲った。

 

私も彼らの後を追い曲った。そして白龍潭までのルートと距離を確認。

 

そこで愕然!白龍潭まで5.2km!黄土窩と思った停留停は、黄各庄だった!大失敗。

仕方無く前進。

結構上りがキツイ。

許庄子村。中々風情がある。

10:02 G101が見えた。

 

村の入口には赤い腕章を付けた小姐が1人。警備の当番か。可哀想に。

G101は交通量が多い。特に大型トラックが多い。スピードも出ており身の危険を感じる。見ての通り歩道は無い。追い越しは頻繁。中には路肩から追い越す輩も。所々で、ガードレールに張り付いた跡が残っている。きっと居眠り運転だろう。

 

この道から早く離れたいが、3.7kmも歩かなければならない。

以前は乗り換え無しで東直門へ行けたようだ。

蜂蜜、鶏卵、ガチョウの卵、鴨の卵を生産・販売。

 

かわいらしい番犬が守っていた。

G101はアップダウンも辛い。

また山か、、、

時々見える密雲水庫が励み。

青洞山自然風景区。こんな所があったとは、今まで気付かなかった。

 

しかし、辺りにそれらしい場所は見当たらない。

青洞山三教寺。こちらは工事中。

 

歩くと、バスでは気付かなかった発見が色々ある。

10:22 白龍潭まで3km

随分上っていた。

10:41 500m先を右折。先が見えて来た。

10:48 白龍潭バス停。ここまで一気に来る筈だったのだが。

 

ロスタイムは丁度1時間。

気を取り直して白龍潭へ向う。

この検問には誰もいない。

10:53 白龍潭の門が見えた。

色々見所がある。

售票処。開いていない。

 

入場料30元。

 

青いボードに「閉園通知」。期間が、手で上書きされていた。これによると、“2019.11.12020.3.30”。脳が混乱。

このゲートは先に進める。しかし、どこまで進めるかは分からない。

 

想定外の5km歩行や、なぞなぞの様な售票処でテンション激下がり。おまけに小指が悲鳴を上げ、山の上に見えた白塔まで行くことは到底無理。

11:01 着くには着いたのでOK。本日はここまで。

 

短い滞在だった。

外のゲートの横では農民が店を広げていた。

 

しかし、こんなに人の少ない所で商売になるとは思えない。

白龍潭でバスを待つ。どのバスでも良い筈。

 

しかし、待てど暮らせど来ない。やっと1台来たが、路線番号の代わりに“花園”のプレートを出していた。どこへ行くのか全く見当がつかないのでパス。しかし、少しでも先に進もうと思い直して近付いたらドアが閉まった。窓を叩いたが、そのまま発車。

 

12:00 白龍潭で乗るのは諦め、黄土窩へ向った。悔しい〜。

12:10 黄土窩のバス停が見えた。

バス停で腰を降ろしバスを待っている間に反対方向へ行くバスが3台走り去った。

 

大凡3分に1台。G101では約50分で1台しか見なかった。

 

12:20 51路が来た。しかし、満員。このバスは司馬台発。古北水鎮から帰って来る観光客も乗っているので仕方ない。

親子連れに続いて乗り込もうとしたら、後ろから密19路が来た。立っている人はいない様に見える。密19路の方に乗ろうと踏み出したら、止らず走り去った。何たることか!

次のバスにしても大した待ち時間ではないようにも思ったが、一刻も早く帰りたく満員の密51路に乗った。

 

密雲少年宮で観光帰りらしきカップルが降りた。ここで980快に乗り換える積りと読んだ。私は一つ先の西大橋加油站で乗り換え。ほぼ満員だったが、乗降口前の2人掛けの通路側に座れた。予想通り、少年宮でカップルが乗って来た。彼らには3人掛けの中央しか残っていない。勝った!

走り始めは順調だったが、6環路の手前で事故見物渋滞。連休も後半になりマイカーが多い。その後もチョコチョコ渋滞し、東直門バスターミナルに着いた時には15:00になっていた。しっかり活動して帰って来る時間と同じ。

ダメ押しはセブンイレブン。サラダとご飯が欲しかったが、どちらも売り切れ!

夜、改めて買いに行き念願の卵かけご飯と焼きそばを堪能。サラダは入荷が無く、焼きそばはカップ麺になったが。

 

本日の歩行距離9.5km15,076歩。上った階数10階。アパートに帰り靴を脱ぐと、靴下が赤く染まっていた。痛かった訳だ。



 

TOPに戻る
TOP