トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2021.3.16

 

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▼北京一卡通編 #168

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【旅日記】

2021.3.13(土)  谷底の分断が惜しい

21.3.13(土) 曇りのち晴

6:55 アパートを出発。目的地は懐柔区の大榛峪長城。

 

東直門バスターミナルから916路快車に乗車。いつの間にか電光掲示板で発車時刻を知らせるようになっていた。分かり易い反面、今まで満員になったら発車していたものが定刻まで待機するので邪魔くさい。

1台目は満車で乗れず。7:14発の2台目になった。懐柔北大街で、于家園を8:20に発車するH23路に乗り換える予定だが、乗り遅れないか心配。

8:33 H23路に無事乗り換え。定刻に走っていたら、8:25には到着していただろう。その場合は、乗り遅れていたのでラッキー!

 

916路快車は、名前とは裏腹に京承高速をチンタラ走り、懐柔北大街に着いたのは8:30。バス停の人だかりを見るまで95%以上諦めていた。無事乗れたから良かったが、あと5分早くアパートを出発していればヤキモキせずに済んだ。今更ながら、余裕を持って出発するようにしよう。

懐柔北大街で大勢のライバルも一斉に乗り込んだが、それ以前に車内は満席で大勢立ち乗り状態だった。

 

私も手摺りを握って態勢を整えると、何故が目の前に座っていた二十歳前後の兄ちゃんが席を立ったので代わりに座った。直ぐに降りるのかと思ったら、暫く先まで立っていた。う〜ん、何だったのだろう?席を譲らなければならないほど年寄りに見えたのか???

 

定刻から大幅に遅れてバスが到着したのは、「そもそも発車遅れ+乗車に時間が掛かった」ためだろう。

9:20 響水湖路口で下車。

 

ここからは徒歩。響水湖景区の門が見えるまで洞庄路を只管歩く。

響水湖路口バス停から100mほどの橋。いつもは正面に長城が見えるのだが、、、

9:35 長城が顔を出した!

徐々に天候回復。

10:02 響水湖景区門前の駐車場が見えた。

 

バンバン追い抜いて行った大型バスがズラリと並んでいる。「こんな日に来て可哀想」と思ってバスを見送ったが、驚くほど良い天気になりビックリ。

駐車場入口の馬方台バス停から、急な坂を上り大榛峪村連雲嶺へ向う。

 

この道は、響水湖景区售票処をショートカットするために何度か通っている。景区へ行く場合は、村の右を進が今日は左を進んだ。

村の中で何度か“人の家で行き止まり”のピンチに会う。

何とかルートを探し当て村を通過。

 

長城が目の前に迫って来た。中腹の見張り台へ続く道らしき線も見える。

出た!“攀じ登り禁止”の看板。これに出会うと、元気が出る。

お〜、谷底まで長城が続いている。谷底には見張り台。これは凄い!

谷底部分が分断されたのは何時の時代か?

ビジターだから言えるが、「惜しい」なぁ。

内部の構造が良く分かる。

 

1404年建造。1600年代に修復。それでも400年前か。

見張り台に登ることができた。

東側の長城に、ヘルメットを被って登る2人連れの姿が見えた。頑張るなぁ。

万が一に備え、保護具は必須。特に今日は雨上がりで足元が滑るから。

彼らがアタックしたルートを探して暫く山を上ったが見つけられず。足元が危うくなったので断念。

稜線の烽火台に霞が掛かり幻想的。

 

村の出口で見た見張り台へ続く道は古い長城だった。

一か八かアタック。

 

これが1400年の長城か?

1/3ほど登り、危険を感じる様になった所でアタック終了。

 

面白かった。

 

11:27 馬方台バス停へ到着。H34路の発車時刻が11:45だったので待つ事にした。

 

少しすると、響水湖路口方面からH34路が走って来た。そのバスが終点の懐柔庄戸で11:45に折り返し発車するのは到底無理そう。気長に待つしかない。

12:04 H34路が来た。運転手は殆ど休憩なし。大変だ。

 

発車して間もなく渋滞で動かなくなった。事故があった訳ではなく、我先にと細い道で無理に頭を突っ込む輩が多くデッドロック。10分程して公安が到着。交通整理をして漸く解消。バスの運ちゃん、イライラするより休憩モード。立派だ。

バスの中で昼食を何にするか考えた。結論は、東直門医院前にある一碗面の重慶涼面。前回行った時から気になっていたので。ところが、「今はやっていない」と一蹴。ビールの準備をしていないのでお気に入りの豌豆雑醤面に切り替える気にもならず店を出た。残念。

 

本日の歩行距離11.8km15,774歩。上った階数34階。最近はネタ切れ気味だが、節目の#200に良い所が発見できて満足。

【おまけ】

昨夜、念願だった東城区安定門内の張記烤羊腿へ初めて行った。

夏は裸の男達が表通りに面した焼き場で焼いている羊の腿がどうしても食べたかったのだが、前回は予約なしに飛び込み、あっさり断られ悔しい思いをした。

 

オーダーを入れると、串に番号札を付け焼き始める。焼き上がりまで40分。近所の店で仕入れて持ち込んだ、ぶ厚いビニール袋入りの大麦生ビールと肉串や醤油炒飯を頬張りながら待つ。

来た!このボリューム。これを長い棒の先に付いたナイフとフォークで削ぎ取りながら食べる。不安定で面倒だが面白い。そして、口へ運ぶと、絶品!とても柔らかく、臭みなど全く無い。男4人で食べ切れないほどボリュームもあった。

 

調べてみると、この店は北京市内に8ヶ所あった。しかも、一番近い十三条分店はアパートから1.3km。確認に行ってみると、東直門医院から西の胡同の真っ只中。安定門店もそうだろうが、当然駐車場は無い。同じ味の烤羊腿が食べられるなら、あの立地でも繁盛するのは分かるが近所から苦情は出ないのだろうか?



 

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