トコトコ中国バスの旅 |
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▼重慶−素晴らしき世界遺産・大足石刻 [2020.12.19(土)、20(日)、21(月)]
【旅日記】
2020.12.19(土) 緻密な北山石刻に感激
5:00 アパートを出発。目的地は重慶の世界遺産、大足石刻。入念に下調べをしたが、バスの情報が少なく今一つ自信が無い。 北京・重慶の往復はマイルを使い飛行機。楽をした。 |
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夜明けとともに離陸。 朝早いせいか、飛行機は空席が目立つ。 |
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9:40 離陸直後に聞いた時間ピッタリに着陸。 重慶江北空港の第3ターミナルに来たのは3度目。前回から2年経過。 大きなバゲージクレイム。先を急いでいるのに出口が遠い。 |
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10:09 地下鉄の駅を目指していたら、長途汽車站が正面に見えた。 事前調査ではT3から大足へ行くバスは見つからなかったが、念のため確認。 |
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何と、電光掲示板に11:00発、12:00発の大足行きが出ていた! 窓口で「dazu」と行先を告げると、「“zu”は足球の“足”か?」と確認が返って来た。「対」と答えると、11:00のチケットが買えた。50元。 計画では、地下鉄で市内へ行き11:20発の長距離バスに乗り換えだったが、今一つ不安だったので超ラッキー。 |
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空港から出て来たばかりだが、改めて安全検査を受けバスへ向かった。 |
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大きな待合室。 新しく大変キレイ。 ローソンまである。2割ほど割高だったが、便利で良い。 |
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チケットに印刷された13番の検札で待機。 |
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10:50 検札開始。 |
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大型バスかと思ったら、マイクロ。定員25人程度だろう。これを何本も走らせるとは有り難い。 |
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チケットには座席番号も印刷されていた。 飛行機のように上を見て番号を探したが見つからない。それならば、と思い一人掛けの座席に座ったら、アームレストの下に書いてあることに気が付いた。しかし、真面目に座り直すとバケツの後ろの席。あそこは狭くて辛そうなので動かず。 同じように見つけられず好きな所に座って移動させられた人もいたが、私には及ばず良かった |
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11:03 発車。先ずT2のバスターミナルへ入り数名乗車。 T2を発車し10分ほどすると高速道路へ入った。 天候が心配。晴れて欲しい。 |
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12:30 大足料金所で高速道路を下りた。 その後、所々で停車し乗客を降ろして行った。中々フレンドリー。 |
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12:44 大足汽車站へ到着。 |
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最初の目的地、北山石刻まで2km。次の目的地、南山石刻も2km。結構歩かなければならない。 |
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大足汽車站の表に回り、状況を確認。 時刻表が見えたので入ってみた。 |
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空港行きは、6:30発から18:00発まで、9本/日。これが予め分かっていれば、一泊二日の予定したのだが。。。 見方を変えると、大足に二泊しても帰りの飛行機に間に合う。さすが世界遺産の町。 明日計画している龍頭寺行の発車時刻が分かったことは大きな収穫。宝頂山石刻をゆっくり参観できる。 |
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12:53 北山石刻を目指し双塔路を北進。 |
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いきなり2叉路が現れ、地図を開きチェック。 |
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ミスコースに気を付け慎重に進んだ。 |
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石刻の町を思わせる壁。 |
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博物館。ここが? それでも近づいた感あり。 |
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北山山門。急な階段が見えた。 北山石刻は直進1kmの標識あり。山門へは行かず、標識に従い前進。 |
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正面に塔が現れた。あそこか? |
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13:24 北山石刻駐車場入口へ到着。 |
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大足石刻は649年に最初に切り開かれ、唐朝末期、五代、宋代に次々と作られた。明清代(14〜19世紀)まで、石刻の数は増加を続け、最終的には巨大な規模になった。中国の石刻芸術の精華し、末期の中国石窟芸術の代表として、中国三大石窟である、「雲崗石窟」、「龍門石窟」、「莫高窟」と同じくらい有名。芸術的価値や規模は、中国三大石窟と比べても遜色ない。
大足は石刻の故郷として、域内に40を越える石刻があり、そのうち彫像は5万体余りに達する。その中で、最も有名で規模が最大のものは「宝頂山」と「北山」の二ヶ所。 |
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早速售票処へ向かった。 |
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北山石刻 50元、宝頂山石刻 100元、通し券 120元。 窓口で通し券は明日も有効か聞くと、「有効」との返事。通し券を購入。 パスポートの提示を求められた。 |
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この看板では今一つ規模が分からない。 |
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長い階段を上ると入場門がある。そこでもう一度パスポートの提示を求められ、おまけに外国人は記帳までさせられる。 手続きと体温測定を済ませると、漸く入場が許させる。 保安のオッチャンにどれくらいで石刻に着くか聞くと、2‐3分とのこと。力を振り絞って次の階段を上った。 |
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到着。いよいよ参観開始。 北山石刻の彫像は万を数える。石刻は892年から250年かけて作られた。これらの彫像の特徴は、彫刻が細かく、まるで生きているように見えること。中でも観音像や文殊菩薩像は傑作といわれている。 |
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素晴らしい! 先ず毘沙門天に迎えられる。 壁一面の小さな仏像は手抜きもあり。 |
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彫りが、実に細かい。 惚れ惚れする。 |
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碑文がビッシリ刻まれていた。 |
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階段の奥も見てみたい。 |
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日月観音像(左) 摩利支天女(中) 手が細やか。 |
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延々と続く。凄い! 轉輪経蔵窟(中、右) |
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一際厳重に保護されたこの窟は特に価値が高いのだろうか。 |
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孔雀の周りに幾つ彫られているのか。 |
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天井すらも見逃せない。 |
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良くここまで彫ったなぁ。 観無量寿佛経変相。(中) |
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1940年当時は放置され、荒廃していたとは信じられない。 外に出ると、雨が強くなっていた。困った。傘を忘れた。 |
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出口の正面に土産物屋。しかも、オッチャンが実演販売。 この後、土産に買って行けと絡まれたことは言うまでも無い。 |
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14:29 山を下り、霧雨の中を次の目的地、3q離れた南山石刻へ向かう。 |
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途中、歩行者天国があった。失礼だが、こんな田舎町に歩行者天国で、ビックリ! この歩行者天国を端から端まで歩くことになるとは、この時は夢にも思わず。 |
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大足汽車站前の双塔路を、今度は南へ向かった。 立派な革命烈士陵前を通過。 |
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南山が見えた。低い山で安堵。 |
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民家の軒先で猫が気持ち良さそうにうずくまっていた。 |
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山は低いが、上りはキツイ。心臓破りの坂。 |
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おっと! COVID-19によって1/24から閉鎖されていた! |
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とは言え、折角ここまで来たので行けるところまで行ってみよう。と、急な階段を上った。 壁の向こうが南山石刻。 |
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残念。門が閉じられていた。 両脇の部屋には人がいたが、、、 |
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ここの入場料は単独。5元。 |
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山の中の田舎町にも高層マンション群。物凄いパワーを感じる。 |
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町の中では、老人を中心にトランプや麻雀に熱中。 さあ、今夜の宿探し。 |
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17:14 10軒ほど断られ、漸く宿が決まった。 大足汽車站の隣を皮切りに、部屋を決めた後、身分証明書を出せと言われてパスポートを出すと宿泊拒否。堪らない。 |
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最初は148元の部屋をオファーして来たが、109元で決着。 親切にしてくれた彼女たちが天使に見えた。 この宿の英語名称は、Holiday Inn. ハハハ。 |
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部屋にはトイレ、シャワーが付いている。お湯もバッチリ出る。 暖房も効くし、インターネットTVで日本の映画も見れた。Wi-Fiも繋がり言うこと無し。 ベッドもまあまあ。 |
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他の部屋には無いベランダもあった。 眺めは大したことないが。 |
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歩行者天国の夜景を眺めながら、夕飯へ。 |
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宿を探して歩いている時に見つけた宜賓燃面。場所は、例の歩行者天国脇の路地。 夕飯はこれにしようと決めていた。 |
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ピリ辛で抜群に美味い! 大盛10元。 汗を掻いて寒さに震えることが心配だったが、タオルを持って行ったので問題なし。 |
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大足小吃文化街に大勢の人の波。 気になり入ってみると、 |
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屋台が犇めいていた。 |
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威勢の良いオッチャンの前には串の山。 |
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所狭しとぶら下げられた豚肉。 |
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店先には豚足の山。ダイナミック。 ホテルに戻り、旅日記の整理。今回はPCを持参したので効率が良い。 本日の歩行距離15.5q、25,729歩。上った回数48階。北山石刻は素晴らしい所だった。思い切って来てみて良かった。 |
2020.12.20(日) 巨大な宝頂山石刻に驚嘆
7:10 チェックアウト。まだ寝ていた小姐を起こしてしまい申し訳ないことをした。しかし、起こさないとデポジットの100元が返って来ないので仕方ない。 昨日は気付かなかったが、ホテルの目の前に本日の第一目的地、宝頂山石刻景区行きの大足205路の停留所があった。これはラッキー。 気温3℃。湿度があるので寒い。 |
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7:20 暗闇の中、バスが来た。料金箱に3元投入し乗車。 外は未だ暗い上に窓が曇り、風景が全く見えない。 山に上り始めた頃、夜が明けたが霧が濃く真っ白な世界が続くばかり。 |
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7:52 宝頂山博物館で下車。 正確には、博物館の500mほど手前。博物館のアナウンスがあったので席を立ったら、「石刻はそこから行くのが一番早い」と運転手が指を指して教えてくれた。多少半信半疑だったが、その話に乗った。 |
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指の方向に門があった。 閉まっていたが、歩道部分は通れる。ダメ元で行ってみた。 |
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門の上に観音廟。かなり朽ちていた。 |
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確かに! 大足石刻景区の文字が見える。運転手さん、疑って御免なさい。 |
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立派な山門。 |
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誰もいない。 |
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こう書いてあったのか。近づくまで、霧で見えず。 |
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結構広い。目指すは中央の宝頂山摩崖造像。 服務員がいない。営業時間は?インフォメーションも開いていないし、色々見て回っても書いてない。 |
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保安がいたので聞いてみた。 開門は9:00。早過ぎると言われた。 しかし、20分ぐらい歩いた先にある石刻のゲートまでなら行っても良いと通してくれた。有難い。 |
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朝霧の中を進む。 |
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日が昇ってきた。しかし、太陽が擦りガラスの向こうに見える感じ。 |
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博物館。立派な城。 |
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ここに城があった記述は、どこにも無いが、、、 |
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標識に従い石刻を目指す。 |
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いきなり下り。このパターンは初めて。 |
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8:28 石刻のゲートに着いた。 ここはガッチリ閉まっている。寒いのでウロウロしながら開門を待った。 9:00 開門。 |
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一目散に入場。 |
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北山石刻同様、分かれ道があるが進入禁止の看板により迷わず。 |
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岩山一面にいきなり石刻が現れた。 素晴らしい! |
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この素晴らしい世界遺産を独占! 頑張って来た甲斐あり。 地獄変相(右) |
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北山石刻とは趣が異なりダイナミック。 観無量寿佛経変相(中) |
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良く残っていたものだ。 大き過ぎて大方便佛報恩経変相の顔が切れた。 |
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谷を挟んだ向こう側にも石刻が続く。 ここは通称“大佛湾”。頷ける。 |
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洞窟内の彫像は緻密。 |
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出た〜、釈迦涅槃聖迹図。 |
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兎に角、巨大。 |
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黄金に輝く千手観音。実に素晴らしい! 後から作ったものかと思ったが、ちゃんと岩山に彫ってあった。金箔は現代の技術で修復。室内で保存。 |
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ここぞとばかりに、土産物販売。 華厳三聖(右) |
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六道輪回図。仏教によると、三界六道の中で人を生死にかけて動かす車輪。人生の“業力”が逆転しないことを表す。 |
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牧牛図。動物シリーズ。 圓覚洞。鉄柱で洞窟の屋根を支える。夫々センサーが付いており、バッチリ監視。 |
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良い画が撮れた。 |
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世界遺産認定は頷ける。 |
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9:36 大佛湾を出た。 石刻上部では水害対策工事が大規模に行われていた。 いつまでも今の姿を保つことを願う。 |
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景区内を散策。 向かったのは、宝頂老街。 |
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良く作ってあるが、新しい建物で興味は沸かない。 この地は刃物が名産。特に、“ケ家刀”が有名。 |
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次は、聖寿寺。 南宋趙智凰創建の古刹。と言うが、いつ? 風格たっぷり。 |
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石仏はどれも首なし。売り飛ばされたか? 電動カートで楽に回ることもできる。10元。 |
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博物館に入った。 先ず現れたのは、石刻の山を表す石。 展示は、世界の石窟から。結構見応えあり。 |
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実物展示が多数。 敦煌・莫高窟の飛天など、レプリカもあり。 まだまだ大発見があるかも。 |
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大佛湾全景。凄い所だった。 実物を間近に見られる所が良い。 指先まで、彫が実に細かい。 |
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大佛湾は完璧に監視されていた。 千手観音修復物語が延々と続く。 |
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朝、保安が通してくれたゲートはワンウェイ。出口の先に、お決まりの土産物街。 腹が減ったが、先を急ぎスルー。 |
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北宋街を横目に前進。 すっかり霧が晴れ、観光日和になった。 |
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11:17 朝下車した場所へ戻り大足205路を待った。下界はまだ霧に煙っていた。 11:26 バスが来た。効率が良い。 |
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ガラガラだったバスが、突然超満員になった。 停留所で待っていた50人ほどの集団が先を争い、後のドアから料金を払わず多数乗り込む。運転手が怒り捲り、暫く発車しない。迷惑な人々。 あれ程の集団は直ぐには出来ないだろう。9分待ちでバスに乗れた私は超ラッキーだったかも。 |
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11:58 青少年宮で下車。 道路を横断し、大足101路順に乗り換え。ちょうど来たが、超満員で乗車拒否。 次の目的地、昌州古城まで3.8km。歩くことも考えたが、おとなしく次のバスを待った。 |
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12:14 次のバスに乗り、昌州古城で下車。無理せず待って正解だった。 |
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おやおや?バス停の名前が違う。何じゃこりゃ。 |
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立派な門を潜り城内へ。 大きなカメラを持った撮影隊がいた。これは期待できる。 |
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門の内壁に大きな絵。歴史ある文物なら、こんなことは許されない筈。これはマズイかも。 昌州府衛。トンパ人もいた様だ。 |
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大きな舞台。 いかにも最近作った感じ。 |
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昨夜のホテルのロビーに紹介があったので来てみたが、ガッカリした。 もし歩いて来ていたら、酷く落ち込んだことだろう。 |
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昌州古城から北へ500mの香国公園。 こっちの方が良い感じ。 例の撮影隊に遭遇。子供の撮影が目的だったとは。。。 |
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13:09 大足汽車站へ到着。 |
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101路は1元で良かった。3元だったら、手持ちの1元札が切れる所だった。 |
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昨日目星を付けておいた食堂で昼食。 |
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棚に野菜を並べているのが気に入った。 |
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雑醤面。大盛の三两、600g。これで8元。 程好い辛さで美味しかった。 サッと食べて、大足汽車站へ入った。 |
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13:23售票処で「龍頭寺」と行き先を告げると、「13:30」と返って来た。嬉しい。 飛行機のチケットが変更できれば北京に帰ることも出来るが、折角なのでサッサと重慶へ行き街を散策してみることにした。 |
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待合室のトイレで用を足し、改札へチケットを出すと通してくれた。 バスに乗り込み、空いている席を確認。今回は、両側とも2座席のレイアウト。2つ共空いている所の窓側に腰を降ろした。 発車直前、乗り込んで来た小姐が「私の席」と言う。そう言われては仕方ない。明け渡し通路側に座り直した。 |
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バスは定刻に発車。 G5013渝蓉高速を東へ向った。 |
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重慶市内に入ると所々で渋滞が発生。 最たるものは長いトンネルの中。原因は、壁の清掃!日曜日の午後に遣るか? 隣の小姐、重慶北站から高鉄で何処かへ行くらしく、気が気でない様子。気持ちは分かるが、貴方が身を乗り出しても状況は変わらない。 |
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15:21 龍頭寺バスターミナルへ到着。 小姐は一目散に駆けて行った。幸運を祈る。 |
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巨大なバスターミナルだった。 |
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食堂を通り抜け外へ出る。初めて目にするタイプ。思わずメニューを覗き込んだ。 今夜はこの辺りに泊まる計画。夕飯はここにするか? |
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計画では、このバスターミナルから大足へ向う筈だった。直ぐ見つかるか心配だったが、これなら大丈夫。 正式名称は、重慶北站南広場汽車站。 |
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長江と嘉陵江合流地点の重慶朝天門広場へ行ってみることにした。 バスで街の風景を見ながら行きたかったが、乗り換えや時間を考え地下鉄にした。 |
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最寄の小什字まで3元。紅土地で10号線から6号線へ乗り換え。 自動券売機で行き先を指定し5元札を入れた。チケットは出て来たが、お釣りが出て来ない。呼び出しボタンを押しても無反応。有人窓口で状況を伝えると、「どの機械?」と聞かれ、どこかに電話。何度か確認があり、2元返してくれた。便利な自販機もトラブルがあると大変。 |
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16:19 小什字で下車し朝天門広場へ向うと、目の前に東水門長江大橋が現れた。 先ずは大橋を歩いてみた。 |
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2年前、朝天門広場に建設が進んでいたAscott Raffles
City のホテルやショッピングセンターが完成していた。 長江に面した龍門浩老街は賑わっていた。 |
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ロープウェイも健在。しかし、橋から眺める風景と変わらないのでは? 地下鉄に向かう人の波を掻き分け前進。 |
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重慶は坂ばかり。23年前は天秤棒を持ったオッチャンと頻繁に擦れ違ったが、今日はたった1人だった。 17:12 朝天門広場へ到着。 |
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左から嘉陵江が長江に流れ込む。 ‘97年春節、ここから三峡を下り宜昌で新年を迎えた。つい昨日のことのよう。 |
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トイレを借用するためRaffles Cityに入ったら、展望台の入口があった。 ガラスの展望台は成人180元とお高い設定だが、ナイトクルーズより良いかも。 |
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腹が減った。大衆点評で人気店をチェック。NAVIを頼りにTOP
1評価の長嘉面へ向った。 途中、道端に座り込み面を食べる人を見てグラッとした。 |
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17:58 長嘉面に着いた。お奨めの碗豆面をオーダー。 ホルモン追加を試みたが、通じず断念。 出て来た面は白い。自分で掻き混ぜ完成させる。美味かった! |
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碗豆面を食べていたら、店のオバちゃんが店先の地面にコンロを置き、大きな鍋に油を並々入れて火に掛けた。近くに唐辛子。そう、辣油を造り始めたのだ。それにしても大胆な造り方。 小什字から地下鉄で重慶北站南広場へ戻った。 さて、宿探し。地下鉄出口の目の前にチェーン店の漢庭酒店があったので、ネットで相場を調べて入店。昨夜と同じくフロントに小姐が3人。ところが、パスポートを弄り回した末に外国人お断り。悪魔に見えた。 バスターミナルに向かい歩道橋を降りると、「住宿」と小さな紙を持ったオバちゃんが擦り寄って来た。 |
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一人目は外国人お断り。二人目は68元、78元、88元の3種類の部屋があると言う。外国人と告げず場所を確認。「3分ぐらい」と言うので案内して貰った。 屋外にテントを張った食堂の間を通り、民家と思える入口を入りエレベータへ9階へ。ドアが開くと、「海韵」の赤い看板。そして小さな部屋が並んでいた。 連れて行かれたのは78元の部屋。68元も見せろと言うと、「トイレが外」との答えが返って来た。それでは面倒なので78元に決定。さあ、いよいよ身分証明書。パスポートを出すと、案の定、一気に引いた。 |
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そこを無理くり捻じ込み、交渉成立。無事に宿が決まり安堵した。 荷物を置いて、近所の散策に出掛けた。そこで発見したのは、エアコンは別料金10元。それは高いだろう! 結局暖房無しで一晩過ごすことに。シャワーは熱いお湯が出たが、湯冷めしそうだったのでパスして布団にくるまり眠りについた。 本日の歩行距離15.8km、26,542歩。上った階数32階。宝頂山石刻はとても素晴らしい所だった。計画外の重慶市内も楽しむことが出来て良かった。 |
2020.12.21(月) 真っ赤な重慶小面で汗だく
6:55 宿を出発。フロントで声を掛けたが返事が無い。デポジットを入れていないので、そのまま失礼させて頂いた。 いつも通り6:00の目覚しで起床。昨夜ベッドに横になった時は足が冷えて中々寝付けなかったが、朝までぐっすり眠れて快調。飛行機は13:25発。サッサと空港へ行きラウンジでゆっくりするにも時間があり過ぎる。中国国際航空のアプリでフライト変更を調べたら、無料で出来ることが分かった。しかも、便は色々ある。安全も考え、11:15発に変更。 昨夜、何時に出発するか聞かれ9:00と答えていた。オバちゃん、御免ね。 |
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続々と人が集まるバスターミナル前の地下道へ入り、地下鉄へ向った。 |
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階段を降りると、煌々と輝く看板の食堂があった。 ヘルメット姿の労働者達で賑わっている。重慶小面6元。魅力的だが、ここで汗を掻くのは辛いのでパス。 |
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重慶北站南広場から重慶江北空港T3まで4元。安い! 朝早いが結構な人。 しかし、次の重慶北站北広場で下車する人が多く、座席をゲットできた。 |
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7:40 空港へ到着。早い! VIPカウンターのソファーに腰を掛け、もう一度チケットを変更して早く帰ろうとしたが、アプリのコマンドが消えたまま。2度は変更できないらしい。残念。 |
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ラウンジへ直行。汗を掻くこと覚悟で重慶小面をオーダー。出来上がりを待つ間におかずをチョイス。 案の定、汗だくになったが、美味かった〜! ビールの追加も入れ、この旅一番の豪華な食事になった。 |
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10:35 飛行機へ搭乗。 |
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最後はバスで締めようと、1階外のチケット売り場へ行った。「東直門」と行先を告げると、「次は15:00だから地下鉄にしな」と、残念な答え。 改めてターミナルに入り、地下鉄乗り場へ。 北京へ早く帰りたかった最大の理由は、遅くなると寒くなること。バスを選んだのも、地下鉄ホームはとても寒いから。あ〜困った。 |
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ところが、ホームに着く前に列車が入って来た。今回は最後まで強運。 寒さに震えることが無かったのは良いが、一律25元の料金には納得が行かん。一卡通の残金が一気に減った。 |
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今回の旅の出発前夜、腹一杯焼肉を食べた望京を通過。 14:30 無事アパートに到着。良い旅だった。 本日の歩行距離2.4km、4,217歩。上った階数2階。大満足の旅だったが、一つ大きな失敗をした。それは、出発前に散々考えた服装。もう一枚、フリースを持って行くべきだった。これを補ってくれたのが、行きの飛行機で借用したブランケット。寝る時はもちろん、夜で歩いた時にはダウンの下に羽織っていた。感謝感謝! |