トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #167−1
【旅日記】
2021.2.12(金) 新年一発目に大トラブル。しかし、最後に大逆転
7:45 アパートを出発。目的地は延慶区の蓮花山森林公園。そこから、水長城や黄花城、遠くは墓田峪まで見下ろすこと。 春節を迎えた北京市内は人通りが殆ど無い。昨年は春節の連休が終わってもこの状態が暫く続いた。今年は同じ轍を踏まないことを祈る。 東直門内で135路を待つが中々来ない。刻一刻と時が過ぎる。徳勝門8:15発の872路に乗る計画が、間に合わず8:30発になった。幸先が悪い。 |
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9:40 長陵に到着。乗り換え予定の925路は9:30発車にここを発車。間に合わなかった! スピード控え目で、乗降客が無くても全ての停留所に止まり、ドアの開閉も行う模範ドライバー。安全運転なのは良い事だが、今日は早く走って欲しかった。 |
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ダメ元でバス停に行ってみたが、誰も待っていない。残念。 ここにはもう一本、昌55路が走っている。しかし、蓮花山森林公園までは行かない。一番近いバス停からの距離を調べてみると、11.8km。しかも、急な上りが続く。 それを見て直ぐさま予定変更。昌32路に乗って見下ろすつもりだった水長城へ行くことにした。 |
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春節と言えど、長陵には華やかな飾り付けは無い。 |
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S308懐長路の石畳の坂を下り長陵村のバス停へ向と、遠くで爆竹の音が聞こえた。 この石畳路は懐かしい。これからも変わらないで欲しい。 |
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いつもは賑やかな長陵村だが、今日は静まり返っていた。 |
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10:05 昌32路の長陵バス停を見つけた。 しかし、中々バスが来ない。 |
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10:26 初売りの光景を見ていたらバスが来た。 |
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10:54 九度河へ到着。 いつもとは場所が違い、500mほど離れたS308懐長路でエンジンを止め、ダッシュボードに置いた路線番号を裏返し「31路」にした。 昌32路も面白い山岳ルートだが、昌31路は更に面白い。 |
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心惹かれたが、思い止まりH21路のバス停へ向った。 |
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H21路もS308を走るルートに変わっていた。 これは昨年もあった。あの時は、COVID-19による九度河村の封鎖によるものだった。 |
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やはり。解放されていた村が、また封鎖されている。 もしかすると、925路に間に合い目的地に行ったとしても、村の封鎖で目的達成は困難だったかも知れない。 |
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ルートが変わっているので、通常のバス停には止まらない。 周りを見渡すと、少し先にバス停があったので行ってみた。 |
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しかし、ペンキで塗りつぶされていた! 取り敢えずガソリンスタンドまで戻り、見晴らしの良い所で待った。 10分ほど待ったらH21路が来た。ガソリンスタンドの隣で止まったので、駆け寄り飛び乗った。 |
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11:27 水長城へ到着。 途中、色々な姿を見せる長城を眺め楽しんだ。 |
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春節だからか、COVID-19の影響か、露店が出ておらず寂しい。 前方に横断幕で作ったロープが張ってあった。 ここまでかと思いきや、前を行く兄ちゃんがロープを持ち上げ潜って行った。それを見て彼に続くと、制止されることも無く、健康カードのチェックも無し。あっさり通過できた。 |
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水長城の門まで並ぶ食堂は、一軒も開いておらず寂しい。 |
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面白い店を発見。 |
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「80后仪仗老兵咖啡酒吧」気になる。 |
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「忆当年站」当時を思い出す駅か。洒落てるな。 |
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何度来ても良い所。 しかし、60元払って入ろうとは思わない。 門の外から見るだけで十分。 |
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とても登れそうにない未修復の姿が良く見える。 一瞬だが満足。 |
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ロープを潜り抜けた隣では、第一駐車場から歩いて来るマイカー客をしっかりチェックしていた。 |
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バスが停まる第二駐車場はガラガラ。 九度河から乗って来たバスは既に発車していたので次のバスと擦れ違うまで Y353を歩いて行くことにした。 |
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石湖峪村の入口は完全封鎖。おまけに、強硬突破する輩を山から監視。 |
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打ち上げ花火の残骸が並ぶ。春節らしい。 |
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中腹の建物はお寺?それにしても、あの不便そうな場所に何故作ったのだろう? もしかすると、あそこから長城に登れるかも? |
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良く見ると、長城に人がいるじゃないか! しかし、どこから登るのだろう? |
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12:14 お寺らしき所からは随分離れたが、もしかするとこの路地は、、、 水長城から続く懐九河に架かる鉄のアーチ橋の袂に、「未開発長城登城禁止」の看板。 この看板がある所は「ここは登ることができる」と読める。これを見て興味が湧いた。 |
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アーチ橋を渡り、当てずっぽうで登山開始。 ノーチェックで村に入った。 ここには民宿が多数あった。 |
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上りがキツイ! 休み休み進む。 コンクリートで舗装してあり有り難い。 |
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うっわ〜、立派な関。 全くの予想外。驚いた! 斜度は45°近い。 |
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若者が関の上を歩いていた。 どこから登ったのか聞いてみると、木の枝を置き封鎖してあった南側の看板の脇からだと教えてくれた。 |
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見るだけのつもりが、登ってしまった。大逆転じゃ! 西側の急勾配の階段を、踏み外さないように注意して登った。 |
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最初の烽火台は、鉄のガイドで支えられ辛うじて形を保っていた。 懐九河のアーチ橋が遥か下に見える。 |
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次の烽火台までは未修復。慎重に進んだ。 まだ先に行ける。しかし、難易度がどんどん上がる。 |
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十分堪能した。 もしもう一度来るとしたら、東へ向い黄花城まで行ってみたい。 |
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ここには長城のプレートが無かった。 場所を示す唯一の手懸りは関の銘板。帰りに読み取ろうとしたが、それも出来ず。 13:07 残念ながら、名前が分からないまま長城を後にした。 |
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畑の石に「自覚」。勝手に摘み取るヤツが多い? |
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13:20 撞道口村の入口の検問を通過。 民宿に白人の姿もあったので厳しくは無さそうだが、分からない。ダメな場合はY353を前進し、150mほど先の例の路地に入れば良い。 |
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検問の目の前がバス停。非常にアクセスが良い。 10分ほどでH21路が来た。 帰路は、懐柔区の南華園三区から916路快車で東直門へ直行。16:00に到着。 |
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撞道口バス停で漸く長城のプレートに出会い、名前が分かった。これで関の銘板も読み取れた。 本日の歩行距離8.6km、13,718歩。上った階数42階。出発時の目的は達成できなかったが、最後に大逆転出来て大満足の一日になった。 こんな所があったとは全く知らなかったし、地図で見つけられなかった。他にも超穴場があるに違いない。もっと入念に調べよう。 |
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▼後日記−アタックルートは見つけたが、、、 |
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’21.4.24(土) 晴 7:30 アパートを出発。目的地は懐柔区の撞道口長城。2月にパスした東側へアタック。 東直門のロータリーにカメラを構えた人だかり。事件か事故か有名人か?いやいや、北京ハーフマラソンだ。過密状態の長い帯が出来ていた。日本では、またも緊急事態宣言が発出されるほど。世界が違う。 |
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7:40 懐柔汽車站へ向う916路快車へ乗車。 7:45 定刻に発車。車内は空席が多い。 |
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ここを走る高鉄で承徳へ行ったのが、たった一週間前とは思えない。 |
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10:38 撞道口へ到着。 南華園三区で916路快車を下車。南華園四区まで徒歩で移動。ここでH21路に乗り換え。しかし、8:25に于家園を発車したバスは既に通過していた模様。結局、9:05発車のバスが来た9:25まで、約35分待ちぼうけ。幸先悪し。 |
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一目散に撞道口関へ 向った。 |
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村ではペンション開発が進んでいた。 |
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樹齢300年を超える龍鳳松は残っていた。 |
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心臓破りの坂は変わらないが、山は緑に変わって来た。 |
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10:49 撞道口関が見えた。 |
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アイヤー、警備員がいる。 横を通過すると、「長城には登れない」と注意喚起を受けた。 |
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残念!この東側へアタックするつもりで来たのだが。 |
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西側の山に人影を発見。アタックしている様子。 暫く観察していると、見張り台の奥で姿が消えた。そして、少し経ってから長城を登る姿に変わって見えた。 少々考えたが、無茶は止め。農道を上って絶景ポイントを探すことにした。 |
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水長城へ続く。 |
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そこに大勢の人影。どこから登ったのだろう? |
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11:25 石湖峪村東バス停へ到着。アタックできるルートを探しながら来たが、見つからず登城は断念。 11:40 H21路が来た。 |
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11:56 同じルートで帰るのも面白くないので、九渡河北で下車。 |
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以前の活気が戻った。 |
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昌31/32路の九渡河バス停へ向いS213安四路を南へ向っていると、前方のS308懐長路を右折してS213を南へ走り去るバスの後姿が見えた。これで選択肢から昌31路が消えた。 S308を歩いていると、前方を行くオヤジが走り始めた。ほぼ同時に、バスに追い抜かれた。慌ててダッシュ。 その姿を見て私が着くまでバスは停車してくれていた。感謝感謝! |
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12:36 定陵路口で下車。ここで879路に乗り換え。 中々来ない。地図アプリでチェックすると、発車待ち。発車間隔は30分。 13:05 漸く来た。この時間から考えると、一本前にはタッチの差で乗れなかったことになる。あゝ残念。 |
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879路は、京蔵高速横の旧道を八達嶺長城に向かう。 |
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13:50 居庸関花海の桟橋が見えたが人の姿は見えず。 花のシーズンが終わりクローズしたのかも。 |
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居庸関長城は普段の賑わいに戻った。 |
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14:10 八達嶺長城へ到着。 |
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居庸関へ行くのか、定陵か?879路は待ち人多数。一台には乗り切らないかも。 |
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目的地は、八達嶺長城ではなく京包線スイッチバックの青龍橋站。坂を下り、八達嶺国家森林公園へ向う。 ‘91年に逆走しそうになった分かれ道。 |
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1905年に改修されたトンネル。西直門から列車で来た’96年の風景を思い出す。 懐かしい。 |
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陵園ゲートの手前を左へ。 |
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誰もいない。 |
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長城の谷間に駅。 長城は崩れないよう処置されている。 |
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何と、封鎖! 誰もいない訳だ。 この風景はいつまでも残っていて欲しい。 |
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14:55 八達嶺長城バス停に戻り、877路を待つ列に並んだ。 |
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15:05 出発。満員になり次第発車するので、早いし必ずシートは確保されるので嬉しい。 |
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16:30 徳勝門南站で遅い昼食。 これが最後と思うと寂しい。スープまで完食。 |
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什刹海を散歩し腹ごなし。 |
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人だかりの向こうから賑やかな音楽が聞こえてきた。 主は小僧。大音量のスピーカーから流れる音楽に合わせて叩く、叩く、叩く。 |
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すっかり元に戻った。 |
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銀錠橋も。 |
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最近ハマっている方磚廠69号炸醤面に並ぶ列を確認し、沙井胡同の炙熱童年を覗き、あちこちの胡同を散策。 |
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北新橋の香餌胡同で座り込む若者の列に出くわした。 酔虎伝に並んでいるのではない様だが、、、 |
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胖妹面庄待ちだった。 調べてみると、豌豆雑面が人気の店。気になる。 |
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鬼街でも行列。ここは最近行列ができるようになった。気になっていた。 |
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先週、承徳で出くわした行列と同じくヨーグルト大麻花。 同じく、セール中で、定価10元が8元。しかも、2つ買うと1つプレゼント。 横入りしようとした馬鹿者達は婆さんに叱られていた。 |
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これこれ。一度食べてみたい。油ぎっているか? 本日の歩行距離13.5km、21,202歩。上った階数34階。撞道口長城へ登城出来なかったことは残念だが、青龍橋站まで足を延ばすことが出来て良かった。 |
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【おまけ】 ’21.4.18(日) 新源西里の暹鑼泰で送別会。タイ料理の名店。美味かった〜。 共に汗を掻いた5年を振り返り、話に花が咲いた。 |
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成都へ出張。メンバーが送別会を開いてくれた。 場所は何度も行った事のある火鍋屋。月曜日のせいか、店内はガラガラだったが味は以前と同様。ワイワイ、ガヤガヤ、汗を拭いながら楽しい時を過ごした。 |
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成都から広州へ移動。珠江新城で最後の仕事を済ませ、安堵して夕食。 広東料理かと思いきや、まさかの連続火鍋。それもまた良し。 ここでも昔話に花が咲いた。 |
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広州最後の朝。感慨深い。 |
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韓記牛肉拉面の食べ治め。 本当に良く世話になった。いつまでもここで頑張って欲しい。 |
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更に、出勤中の坪井さんを昼休みに誘い出し、大麻花へチャレンジ。 キャンペーン中だからだろうが、皆さん瀑買いするので回転が遅い。20人ぐらいの行列なら直ぐに買えると思ったら、1時間以上かかった。 味はヨーグルト、アイスクリーム、ドリアンの3種類。ヨーグルトとアイスクリームをチョイスし坪井さんとシェア。 予想通り、油ギトギト。味の違いは良く分からなかったが、揚げたてはフワフワで美味しかった。 |
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夜は東直門医院東の一碗面で重慶涼面。 寒い頃から復活を待ち望んでいた。 痺れたねぇ〜。 |
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9:00 中日友好医院でPCR検査。鼻腔に綿棒を突っ込まれ、右の鼻の奥がヒリヒリ痛い。 一旦アパートへ帰り、帰国用のお土産を買いに稲香村へ行った。 先週末に行ってみると、店内はガランとしリニューアル中。再開する27日から3日間は1割引きとの張り紙に誘われた。それは私だけでなく、店内はジジババで満員。商品を決め、精算すると元の1/100、最小通貨の“分”まで請求された。5年以前から眠っていた分硬貨を財布から出すと、想定外だったらしく店員の動きが一瞬止まった。 |
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昼は丸福の烤肉套餐。奮発して大盛80元。 しかし、出て来た肉はどう見ても豚。準備万端のコンロの火を消し待つこと5分。 来た来た、美味かった〜。 |
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夜は龍香記桂林米粉の黄燜鶏米飯。 通い詰めたこの店もこれが最後。老板(右)と保安のオッチャンに別れを告げると「歓迎再来」と見送ってくれた。 |