トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2020.11.1

 

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▼北京一卡通編 #1471

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【旅日記】

2020.9.5(土)  遠過ぎた古北水鎮。少々インチキ臭いがここに

7:30 アパートを出発。目的地は、前回バスにスルーされて行けなかった昌平区の佛岩寺風景区。リベンジだ。

 

東直門北から44路外環に乗車。徳勝門西で883路に乗り換え。前回同様、8:00発に乗車。

 

天気が良く、素晴らしい風景への出会いを期待。

883路が発車して間もなく、交通量が多い大通りの車道で大捕り物!

 

オヤジが道路に押さえつけられ、手足をジタバタさせていた。

9:28 終点の南口西站へ到着。

 

前回は地図アプリの指示に従い少し手前で降りたが、乗り換える昌12路の始発点がこのバス停なのでスルーされない様にここまで乗った。

 

道路を横断し、バス停へ向う。

バスターミナルだと思ったら、少し大きなバス停だった。

前回は定刻より10分ほど早く出発していたので、ずっと注意して見ていたが一向に来ない。定刻の10:00を過ぎても来ない。10分、15分、20分経っても来ない。2回連続NG。こんなことは、あの黄崖関長城以来ではないか?

地図アプリで改めて確認しても発車時刻は10:00。しかし、往路4本、復路3本と出て来る。どうも怪しい。残念だが、佛岩寺風景区への訪問は封印しよう。

前回は居庸関長城へ目的地を変更したが、興味を引く所が見つからない。貴重な休日を一日ドブに捨てた様な物だが、帰ることにし883路に乗車。

昌平西関の手前で渋滞。外を見ると、面白い看板。

 

ここで頭文字D。秋名山はこの洗車場の店名か?

 

883路の中で明日のプランを検討。先ず思い付いたのが、密雲区の古北水鎮。次に、「明日行くなら、このまま行くか」と変化。

昌平西関で下車し、昌平北站まで徒歩で移動。

11:20 道路を横断すればバスターミナルの所で、目的の郊80路が走り去って行った!ガッカリ。

バスターミナルには郊80路が多数停車。しかし、発車時刻が分からない。

 

11:30 予想外の早さで発車。まさか、10分間隔で走っているとは。嬉しい誤算。

 

昌平、順義、懐柔、密雲と農村の風景を眺めながら進んだ。

13:16 密雲西大橋を渡った。想定より15分ほど早い。

 

ここから古北水鎮まで62km

教育局站で下車。

地図アプリでここからの所要時間を調べてみると、最速の密53路で2時間20分。1時間半ぐらいを考えていたが、大ハズレ。 (→東直門からは、3時間20分だった)

下手をすると、到着が16:00頃。チョイ見で、密雲へ戻って来ても980の最終に乗れない恐れがある。折角来たが、無理は禁物。先には進まず980快で居眠りをしながら帰った。

古北水鎮を選んだ理由は、以前行った時の写真が眠ったままになっており整理しておきたかったから。その意味では、少々インチキ臭いがここまで来ていれば話が繋げられるので目的達成。

16.8.13(土)

 

地図アプリ頼りに初訪問。これがまた、バス停のサインが無い怪しげな所で乗り換えを要求。無事に乗り換えられたが、緊張した。

 

古北水鎮は、司馬台長城の麓に位置し歴史上重要な屯兵の駐屯地。今では、遠近から観光客が集まる一大リゾート地。

あの頃は誰一人マスクを掛けていなかった。早く元に戻って欲しい。

 

背後に急峻な司馬台長城。全国の長城の中で唯一、明代創設時の姿をとどめている。

ドローンの映像を見たが、とんでもなく絶壁だった。

どれも新しく建てられたものだが、レトロで良い雰囲気の造り。

 

“江南を感じさせる風情”とか。

入場料はべらぼうに高く、140元。それでもこの盛況振り。

 

夕日に染まる長城が人気らしいが、日帰りでは無理。残念。

 

<現在に戻る>

14:55 東直門に戻り、川渝人家の並びにある龍香記桂林米粉で遅い昼食。今週月曜日に初めて行き、その後5日目にして計4回目。売り切れていた1回を除き、オーダーは毎回この黄燜鶏米飯。鶏はホロホロ、生姜の効いたスープも美味い上に、土鍋炊きの飯が抜群に美味い!南方の長粒米だが嫌な臭いは無く、少し焦げがあり食欲をそそる。今までスルーしていたことが悔やまれる。

 

▼後日記−市郊鉄路懐柔-密雲線で古北水鎮へ

20.11.1(日) 晴

5:55 アパートを出発。目的地は、密雲区の蟠龍山長城。これで3度目になるが、近くまでバスで行けることが分かったのでトライ。先ずは、東直門から地鉄2号線で西直門へ向った。

丁度一カ月前の9/30に、市郊鉄路懐柔-密雲線の北京北-清河区間が開通し北京北から古北口まで乗り換えなしで行けるようになったことを先日知った。高鉄と同じAPP6:58S501のチケットを購入し準備万端。

最初は昨日行く計画を立てたが、モタモタしているうちにチケットが完売。前売りチケットが無くても一卡通で乗れるが実名登録が必要。外国人はこの登録が出来ないので前売りチケットをゲットしておくことが無難。また、この区間の列車は午前・午後、各1便なので注意。12元。

6:23 西直門で地下鉄を下車。棟続きの北京北站へ向う。案内がしっかりしており、迷うことは無い。

市郊鉄路は地下へ、高鉄はエスカレータで地上の入口へ行く。

 

それにしても眠い。昨夜は良く眠れなかった。今日の旅にワクワクしていたからではない。独身の日、11.11のバーゲンセールが始まるから。目当てのアイテムが完売する前にオーダーを入れなければならない。0:00から戦闘開始。2つ目のアイテムまでは上手く行った。3つ目は、先ずEカードを買わなければならない。どう言う訳か、これが接続できない。一旦は諦め、朝になってから再トライするつもりで目を閉じたが眠れない。この繰り返しが続き、オーダーを入れても興奮冷めやらず寝付けなかった。商品の到着が楽しみだ。

6:28 安全検査を通過。

 

事前調査で電光掲示板に10前にドアを開けると出ているのを見つけたのでドアの前で大勢屯している想定できたが、ハズレ。

安全検査(左奥)を通過すると、正面に售票処があった。恐らく、高鉄同様ここの窓口にパスポートを提示するとチケットを購入できるだろう。

 

次は自動改札。実名一卡通の場合はスキャナにカードやスマホを翳すと扉が開く。

外国人は、改札の脇に立っている服務員にパスポートを渡すと乗車手続きの処理をしてくれる。この辺りも高鉄と同じ。

後で分かったことだが、一卡通の場合は駅から出る時もスキャンが必要。混雑するので予め買っておくのが良い。

近代的になったが、レイアウトは初めて乗った'96年と同じ。ホームの先端が改札口なので列車まで遠い。

 

列車は既に到着しており乗車可能。

しかし、景色が良く見えそうな席は既に陣取られている。もっと早く来るべきだったか。

6:58 定刻に発車。ほぼ満席。

最初の停車は駅は清河。これまで始発駅だった。大勢乗り込んで来たが、大部分は立ち乗りだった。可哀想に。

 

幅が広く乗り心地も良い列車だが、椅子が固定されているのが難点。

山は紅葉真っ盛り。

 

懐柔区に入ると長城が見え隠れするようになった。

 

青龍峡は素晴らしい景色だった。

密雲区に入るとゴツゴツした岩肌の山々が迫って来た。

 

雲蒙峡から密雲水庫に流れ込む対家河に架かる水堡子橋が右手に見えた。あの橋から何度も列車を見たが全て貨物だった。ここから密雲水庫が見えることを知っていたので右窓席を陣取ったが、ずっと逆光で景色はイマイチ。

次に乗る時は、絶対左窓席にしよう。

9:23 定刻に北古口へ到着。立派。

大勢降りた。この先が心配。

 

列車の最後部へ回り、長城と列車を写真に収め改札口へ行くと自動改札機の手前で大渋滞。しかし、既に精算済の人は横をスルー出来た。ラッキー。

ところが、折り返し列車の改札開始を待つ人が列車を降りた人の行く手を塞ぎ、外で渋滞。

 

人を掻き分け前に進むと、接続バスの看板があった。親切で有り難い。

通路の先にグリーンのバスが3台見えた。あれが9:40発の密25路支線だろう。

通路では「出租車」と何人も声を掛けて来る。目的地がバス路線から外れている場合でも何とかなりそう。

バスに近付くと、1台に人だかりが出来ていた。他の2台は動く気配が無い。この1台だけか?最後尾で順番を待つ。少ないが、割り込む野郎がいて腹が立つ。

もし乗れなかったら計画変更も考えていたが、無事に乗れた。しかし、席は無く、すし詰め。当然乗り切れない人がいる。運転手が彼らに「向こうのバスに乗れ」と言った。そこは配慮していることを知り安堵した。

フル乗車のバスは順調に進んだ。しかし、左折する筈の交差点を直進。計画していた二寨村口で降りられずドンドン進む。とても歩いて戻る気になる距離ではなくなったので目的地を変更。

9:55 終点の古北水鎮で下車。2元。アパート出発からピッタリ4時間。

蟠龍山長城を目前にして、まさかこんな事になるとは、、、

古北水鎮は東直門から直行バスがある。水鎮や長城を楽しむことが目的なら、このバスが良いだろう。48元。

 

司馬台長城がクッキリ見える。良い日に来た。

16年の様な混雑は無い。ここも行くのは今がチャンス。

 

立派なトイレだった。(右)

何処も彼処も、徹底して造り上げられている。

ここから先は有料エリア。

赤マークが現在位置なので相当広い。

入場料が140元もするからな。

 

北には司馬台長城の售票処とカート。登城料40元。

それにしても険しい長城。

今となっては登る気にならない。

川の対岸の山に馬が2頭。あそこへ行けば見晴らしが良いかも。

丸い建物の中にはUFOキャッチャーがズラリ。何故ココに?ガラガラだが、遊んでいる若者も。何故?

対岸に行ってみたが、山には登れず。そしてホテルの城壁にも。

それにしても大きなホテル。ここは夜のイベントが盛大と聞くからな。

ホテル側から門を潜ると售票処に戻った。

 

無料エリアだけで十分堪能した。

東直門行バスが11:00の発車を待っていた。

北古口方面行バスは暫く無い。残閻だが今日は蟠龍山長城を諦め、これで帰ることにした。

10:51 51路で帰路に着いた。

14:00 密雲西大橋で980快へ乗り換え、東直門へ到着。3時間を見込んだが、事故渋滞があり少し遅れた。直行バスに遅れること30分ほどか?古北水鎮が目的なら、980快→密51路、計13.5元がベスト。

 

【交通手段評価】

 

時間

難易度

混雑度

風景

価格

(片道)

到達度

目的地別順位

水鎮

蟠龍山

水鎮

蟠龍山

@市郊鉄路

18.0

2

1

A直通バス

48.0

3

3

B路線バス

13.5

1

2

◎:非常に良い、〇:良い、△:やや悪い、▲:悪い、×:不可能/問題外

 

最近ハマっている香俣絲子飯を食べに龍香記桂林米粉へ向う途中、東二環路の北行きが渋滞。これも事故。現場保存が渋滞の原因。困ったもの。それはさて置き、この飯、椎茸に味がしみて美味い!

本日の歩行距離5.3km8,096歩。上った階数4階。鉄路とバスの具合が分かったので、ほぼ目的達成で良しとしよう。



 

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