トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #161
【旅日記】
2021.1.9(土) 殆ど読み取れない摩崖石刻
7:50 アパートを出発。目的地は前々から気になっていた懐柔区の北京摩崖石刻自然風景区。 今週は、北京では40年振りとも言う-21℃の寒さと乾燥で、不覚にも風邪をひいてしまい咳に苦しんだ。熱は無いが、席が止まらないようなら出掛けることは諦めようと思っていたが、朝起きた時に具合が良かったので決行。 東直門バスターミナルから916路快車に乗車。懐柔北大街で乗り換えるH23路の発車時刻を考えて出発したが、京承高速が順調だったので早く着いて寒空でバスを待つ事になると思っていたら、市場に行く車が行く手を塞ぎ全く動かなくなり、逆に乗り遅れが心配になった。 |
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9:31 懐柔北大街で下車。間に合った。 大通りを横断し、反対側のバス停で于家園9:35発車のH23路を待つ。 |
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9:48 漸くH23路が来た。5分もあれば来そうな距離だが、、、 この真冬、きっとガラガラだと予想していたら大間違い。超満員!遅かった理由は、これか? 乗り込む客に、「9:50発車があるから待て」と車掌が大声で叫ぶが流れは止まらない。 この超満員の状態で、バスの調子が悪くなり止った。少しして走り始めたが、もし動かず後のバスに乗り換える事になったら、1台には絶対乗り切らない。気が気でなかった。 慕田峪長城の少し手前で目の前の爺さんが下車。荷物の運び出しを手伝い、漸く座れた。 |
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10:15 慕田峪長城を通過。晴天で長城が良く見えた。 |
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10:25 沙峪村東で下車。ここからは徒歩。 |
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Y245郷道を北上。 正面の山の稜線に長城が見える。 |
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H35路が一番近くまで行くが、早朝2本、夕方1本で時間が合わず。 その距離2.7km。 |
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今日は長城が良く見える。 |
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田んぼの中に突如白い塊が現れた。 |
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大量の氷柱だった。 水を撒いて造ったのだろう。氷柱の向こう側はスケート場になっていた。農閑地を上手く利用したものだ。 |
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稜線の龍を見ながら前進。 この天気で、アパートに閉じこもっているのは勿体ない。 |
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10:57 龍泉庄へ入った。 |
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左側には長城のプレート。擦石口城堡。 |
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H35路の終点を越えた。 長城が随分近くなった。 |
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アスファルト道路が終了。 正面の小屋はツーリストインフォメーションらしいが、閉鎖されていた。 |
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11:18 景区の門へ到着。 ここも無人。石刻と登山は300m先の駐車場で入場料12元を支払う様にとの張り紙があった。 |
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門を潜ると、急坂路になった。 道路は一応整備されている。 |
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車ならここまで来れる。 駐車場手前に拙いサインが出ていた「秦皇遺址」は恐らく古長城。登ってみれば良かった。 |
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支払いは何処? ここも無人。 見回しても分からないので前進。 |
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おや?ここも箭扣長城だったか。 |
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不揃いの石畳路を上る。 歩き辛い。 |
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崖の間を抜けると、 |
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確かに自然のまま。 |
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赤いスプレーペイントで●と↑が描かれていた。 |
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良く見ると、薄っすらと文字が見えた。 スプレーペイントが無ければ、まず間違いなく見過ごすだろう。 |
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11:43 前方に黄色い看板。山に入り初めての看板なので何かあるに違いない。 |
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目的の「摩崖石刻」だった! ここにも↑が書いてある。しかし、殆ど読み取れない。残念。 |
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事前調査では仏像の写真もあった。長城にも登れる筈。先に進んでみよう。 |
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段々斜度がキツクなってきた。 道はあるが、あちこちで木の枝が張り出し、最近人が通った形跡が感じられない。 |
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11:57 いよいよ獣道になった。ここから先に進むのは少々覚悟が必要。 風邪も治り切っておらず無理は禁物。帰りのバスも心配なので、本日の旅はここで終了。 |
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振り返ると、ずっと眺めて来た崖の上に立つ長城が頭上に見えた。 |
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あの崖に良く造ったものだ。 |
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12:24 駐車場まで戻り、歓迎の紅旗に見送られ摩崖石刻を後にした。 |
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13:15 沙峪村東バス停に到着。寒空に震えながらバスを待つ。 バス停近くのカチカチに氷り付いた川で、お手製のソリで遊ぶ家族がいた。良い風景。 |
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13:55 漸くバスが来た。行きはヨイヨイ、この地域はいつも帰りのバスで難儀する。 懐柔北大街で916路快車に乗り換え。これは待ち時間2分。座席を確保しダウンを脱ぐと、内側が冷たく湿っていた。随分汗を掻いたようだ。東直門でバスを降りた後は、食事よりも風呂。アパートへ直行した。 本日の歩行距離12.3km、19,501歩。上った階数41階。摩崖石刻の感激度は★だったが、長城が★★★で平均を採った。更に前進し、長城へ登城してみたいものだ。 |