トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2020.12.12

 

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▼北京一卡通編 #157

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【旅日記】

2020.12.12(土)  越境し青龍潭へ

7:05 アパートを出発。目的地は河北省承徳市興隆県の青龍潭。

 

東直門バスターミナルから980路快車に乗車。

 

8:44 密雲鼓楼で下車。計画通り。

徒歩で電信バスターミナルへ移動。

 

詰所の外壁に掲示されている時刻表で密16路の発車を確認すると、次は9:00発車。まずまず。

1代前は8:35発車。少々残念。

 

ズラリと並んだバスの前に大勢乗客が待つ。目指すバスがどれかは、運転手が電光掲示板のスイッチを入れるまで分からないので戦々恐々。

9:00 定刻に発車。始発点から乗ったので座れたが、直ぐ満車になり終点近くまで満車が続いた。大凡20分間隔で走っていたことを考えると、ドル箱路線の模様。

 

10:22 G234蒼墻路の北京市安全検査場を越えた墻子路で下車。

目の前に、乗り換えの興隆3路が待機していた。

 

ところが、これは未だ発車しないと運転者が言う。そして、前に行けと指を指した。

そこにもう一台待機。

バスに近付き支払い方法と料金をチェック。北京のバスとはリーダーの種類が違う。一卡通は使えないと思われる。料金は表示が無い。仕方がなく、バスの横で地図アプリを開き下車するバス停と料金をチェック。

ヒットしたのは、14区先の乾嶺路口。3元。財布の中を確認すると、1元札が6枚あった。ギリギリ往復できる。

 

9:35 運転手が来た。乾嶺路口と行先を告げると、4元と答えが返って来た。拙い!

10:40 発車。運転席の上に貼ってあった時刻表通り。時刻表によると、この路線もほぼ20分間隔で走っている。これを見て少し気が楽になった。

 

発車して間もなく、長城が見えた!

近くにも。

 

しかし、名前は分からない。

乗り越さない様に車内アナウンスに注意していたが、六道河鎮へ入った頃からアナウンスが途切れた。

そこに、“乾嶺路口”と行先を告げるお婆さんが現れた。彼女をベンチマークすれば乗り過ごすことは無いと安堵。

 

その後、乗降客が無く突っ走った。山間部に入り、場所が気になり地図アプリを開くと、何と!G234から青龍潭へ入る交差点を通り過ぎていた!

次のバス停が待ち遠しい。しかし、中々着かない。そこに、運転手から「乾嶺路口」と声が掛かった。

11:09 お婆さんに続いて乾嶺路口で下車。

 

改めて地図アプリでチェック。青龍潭へ向うルートは他に無い。乗り越した距離は2.5km。これは痛い。

 

歩いて戻った。

G234と並ぶ清水河はカチカチに凍っている。う〜寒い!

 

墻子路を11:00に発車したバスと擦れ違った。ガッカリ。

 

足元に、銀色に光る金属が見えた。良く見ると、1角硬貨が2枚。拾い上げ、ポケットに入れた。

11:36 古慶路が見えた。

墻子路へ向かうバスが停まった。あそこが最寄のバス停だ。

この川の上流が青龍潭。

古慶路へ北へ向う。青龍潭南端の青龍廟まで1.4km。もう一頑張り。

村の門が見えた。

観光地の雰囲気が出て来た。

分かれ道。川から離れるが、先ずは左へ。

坂を上ると、石積みの立派な水道橋が現れた。

 

水道橋まで行ってみたが、どうも雰囲気が違う。

分かれ道まで戻り、右の道へ。

 

草魚や錦鯉の養殖をやっているようだ。

ここで?

流れの緩やかな所はガチガチに凍っていた。

龍がひん曲がった、青龍潭渡假村。門に鍵が掛かっている。

 

どこも冬季クローズ中か?

12:00 青龍廟が見えた。

道教の聖地と言うだけあって、立派。

しかし、ここの門も閉まっていた。

青龍廟の前に“臥龍神樹”の石板。

 

見回したが、どの樹か分からず。

橋へ降りてみた。

中々良い眺め。

ここもガチガチ。

 

珠帘瀑布も凍りついているか?

先に進めばもっと絶景があるかも。

 

ここまで来ても、售票処がどこにあるのか分からない。行っても閉まっているかも知れない。帰路を考えると、時間も心配。

 

暫し考え、出した結論は、ここでUターン。

12:23 古慶路口バス停へ到着。

 

緑色のバスが来た。残念ながら興隆3路ではなく、興隆から北京の望京西へ直行するバスだった。乗れるものなら乗りたかったが、途中では停まってくれない。

12:38 興隆3路が来た。目的地を墻子路と告げると、3元との答え。往路もここで降りていればピッタリだったが、財布の中に1元札は2枚だけ。困った。

方法は2つ。

料金箱に20元札を投入し、後から乗って来る客から17元回収。もしくは、支付宝Alipayで電子決済。支付宝は日頃使っていないので今一つ心配だが、現金では回収不能が発生しそうなので支付宝を選択。

QRコードをスキャン。ところが、心配が的中。スキャンできない。設定を変えてもダメ。運転手が業を煮やし、2区走った所でバスから追い出された!もちろん、この2区はタダ乗り。

飲み物でも買って小銭を作ろうと商店に向かいながら、硬貨で1元払えないかと財布の中の硬貨を数えたら、例の2枚も加え1角硬貨がピッタリ10枚あった。ラッキー!

 

しかし、もっと早く気づいていれば、ここで20分ロスすることも無かったと思うとショック。

 

何はともあれ、良かった。次のバスに乗り、ホッとした。

13:15 墻子路で下車し、安全検査場の前で密16路を待つ。

 

暫く待ち、密16路に乗車。ところが、安全検査場で全員下車させられ身分証明書のチェック。案の定、パスポートの私は時間が掛かり、皆さんに迷惑を掛けた。そんな事なら、安全検査場を越えた所にバス停を置けば良いと思うのだが。

 

密雲鼓楼で980路快車に乗り換え。多少渋滞もあり、想定よりも10分遅れ、16:10に東直門へ到着。

東直門バスターミナルで遅い昼食。冷えた身体が欲したのは、羊肉面。焼餅が付いて18元。暖まった。

 

本日の歩行距離9.0 km12,677歩。上った階数8階。珠帘瀑布まで行けなかったが、目的達成としよう。

【おまけ】・・・’20.12.6(日)-8(火)長春出張編

 

13:00に離陸。間も無くすると眼下に雪山の風景が広がった。

夜、ホテルから一番近い食堂へ歩いて行った。

 

オーダーは14元の揚州炒飯。超大盛で登場。必死に食べたが、少々残しギブアップ。油に負けた。

 

気温-15℃、残雪がカチカチに凍り滑り易い歩道を慎重に、ホテルまで約10分。着いた時には身体が冷え切っていた。浴槽付の部屋で良かったと、つくづく思った。

翌日夜は懇親会。

 

食器に『長春最貴的烤全羊』。「一番高いかどうかは分からないが味は一番」と誰もが太鼓判を押していた。

少々残酷だが、、、

儀式に則り、

ナイフを入れさせて貰った。

確かに美味い!

 

しかし、大きなコップになみなみ注がれた白酒には参った。

 

15人の宴会が、闖入者により50人規模の大宴会になった!そして、干杯の連続。

帰路、密雲区の上空から青龍峡辺りの長城が良く見えた。



 

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