トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #143−1
【旅日記】
2020.8.1(土) 険しい岩山。上方山
7:00 アパートを出発。目的地は、房山区の上方山。 昨日午後、今週2度目のゲリラ豪雨が北京の街を襲った。東四環北路北の蒋台西路で膝上冠水が起きたと連絡があった。大都会の北京でも時々こういう事が起きる。振り返ると、3年前に大冠水が発生した時には飛行機が飛ばず、ワイパーHiでも前が見づらい大雨の中を会社の車で唐山まで行き、高鉄で5時間掛けて長春へ行った。更に遡ると、20数年前には東三環路の冠水で動けなくなったタクシーを押す羽目になったこともある。普段雨が少なく排水整備が二の次なのは仕方ない。 |
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天気予報は曇り。しかし、空模様は昨日と同じ。明日の予報は雨。出掛けるなら今日。 思案の結果、傘を持って出掛けることにした。 東直門北から44路内環に乗車。 |
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前門西で901快に乗り換え。 15人ほどが列を作って発車を待っていた。 7:50 発車。普段よりも乗客は少ない。途中で乗って来る人も。 |
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盧溝橋が霞んで見える。 良く見ると、背後に橋脚。風情のある景色が一変してしまう。マルコ・ポーロが見たら何と言うことやら。 |
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8:40 京港澳高速・閻村ICの手前で渋滞。 原因は、高速を下りる車が2重、3重、、、と広がり、本線にはみ出しているため。香港・澳門まで続くこの道、こんなことがあちこちで起きていたら疲れて仕方ない。 |
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北京らしからぬ湿度で結露発生! 我アパートは、天井から水が滴下。上の階で何か起きたのかと思いきや、エアコンの排水が壊れていた。今週木曜日に修理が完了したので、この湿度でもOK。 |
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大董村でF15へ乗り換え。下車した901快が発車する前に来た。乗り換えは順調だが、先が長い。目指す上方山まで57站。 9:54 龍門口客運站で運転手と車掌がセットで交代。正面は龍門口水庫。凍てついた冬に歩き回ったことを思い出す。 |
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10:21 終点の上方山で下車。龍門口客運站止まりにさえ乗らなければ、良いので難易度は高くない。 到着したバスは直ぐに方向転換し、途中で交代していない保安がトイレから戻って来ると発車して行った。 |
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バスを降りると、先ず目を引くのがケーブルカー。止っている所が多いが、ここはしっかり動いていた。 そして、険しい山。 奥の山は霞が掛かり、山頂が見えない。 |
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現在位置は、左下の西門。 ケーブルカーの先は、雲水洞。散策路も有るようだが、間違いなく険しい山道。 雲水洞から東のブロックに移動し、東のケーブルカーで東門に降りることも出来る。 |
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この辺りは鍾乳洞のオンパレード。 |
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ところが、工事中で参観できない! 8月から参観できると書いてあるが、、、 入場料40元。ケーブルカー片道50元。往復80元。この天気で、ケーブルカーに乗ってもねぇ〜。 せめて雲水洞に入れれば、、、 |
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今日はここまで。紅葉の頃、また来よう。混んでいるかな? |
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折角なので、3站手前の東門へ行ってみることにした。 |
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X028岳聖公路を進む。 |
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10:45 2站越えたところで、前方からF15が来た。 上方山で折り返して戻って来る時間を頭に置いて東門を目指す。 |
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東門への分技を越えた所にあった検問が見えた。バス停は検問の先。 |
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ここも鶏は放し飼い。大らか。 |
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マイカーは健康カードの提示と体温計測が必須。バスはフリー。 西門に殆どマイカーがいなかったのは、ここで雲水洞に入れないのを伝えているからなのかも知れない。 |
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東門への分岐。門は予想よりも随分先。帰りのバスを1台遅らせる覚悟で前進。 |
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駐車場入口にマイカーの列。ここでも健康カードのチェック。 健康カードを見せてまで、入る気はしない。後から来たバイクのオッチャンも同じくUターン。今思うと、あのオッチャンはグリーンではないのかも。バイクは北京ナンバーだったが、大連帰りだったら、、、恐ろしい。 先ほど擦れ違ったF15に乗車し帰路に着いた。 |
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ポツポツしか乗降客がない田舎のバスだが、若者が大勢待つバス停があった。 何があるのか注意して見ていたら、自動車運転免許の教習所だった。なるほど、若者が多い訳だ。この田舎に送迎バス無しでやって行けるとは、おいしい商売。 |
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F15は房山の街の中を通り、遠回りの上、渋滞で時間が掛かった。久し振りなので忘れていたが、天橋汽車站から十渡に向う917路ならば街には入らず早いことを、バス停のサインを見て思い出した。 帰路は、五候路口で917路に乗り換え。30分以上時間早く着いた。乗り心地も、大型の917路の方が断然良い。 |
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終点の天橋汽車站で917路を下車し、天橋から110路で静安里へ向った。理由は散髪。2月に日本から帰って来る直前にカットして以来、COVID-19の感染が心配で怖く足が向かなかったが、さすがに我慢できなくなった。 いつもの床屋。と言っても、前回行ったのは昨年6月。ここにも COVID-19の影響か?8元値上がりし、38元になっていた。その前に行ったのは、いつか覚えていないが25元だった。次はどうなっている? 肝心のカットは、そこそこ満足の行く出来栄え。良かった〜。 |
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15:05 すき家で遅い昼食。 7イレブンで買って持ち込んだビールと久々の牛丼大盛。安心感がある。 |
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そして、から揚げ。最近、無性に食べたい。すき家を選んだのも、から揚げが食べたかったから。 ジューシーさは無かったが、美味しく満足。どっちもビールに合う。 本日の歩行距離5.5km、7,844歩。上った階数2階。雨が降らなければ、明日取り返そう。 旅日記を書いていると、空が暗くなって来た。やはり今日も雨。早く帰って来て良かった。 |
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▼後日記−上太湖の氷瀑を目指したのだが、、、 |
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’21.1.23(土) 晴 7:05 アパートを出発。目的地は、房山区の上太湖の天然氷瀑。事前調査によると、獣道を分け入り冒険をしなければ目にすることが出来ない模様。 東直門北から特2路に乗車。六里橋で917路快車に乗り換え。たったこれだけの事に今日は手間取った。先ず、下車しなければならない六里橋北里を乗り過ごし、次の六里橋南で下車し歩いて戻った。 |
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とんでもなく長い停留所を南から北の端まで歩いても、そこに917路快車の停留所は無かった。 地図アプリで探すと、917路快車の停留所は六里橋東だった。その距離、1km以上。朝から難儀。 六里橋東の停留所が見えてホッとしたのも束の間、ここも長い。結局、目指す917路快車は東端だった。 |
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8:32 停留所の50mほど手前で、発車したバスを小姐が止めたのが見えた。そこからダッシュし、滑り込みセーフ。 一卡通がポケットに見当たらず一度は諦め発車してと運転手に手で合図を出したが、別のポケットに入れていたのを探り当て改めてドアを開けて貰い乗車。運転手に感謝、感謝。 最後列に腰を降ろし、歩行距離を確認すると既に3.7km。目的地までは体力を温存しておきたかった。 |
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9:32 五候路口で下車。 |
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ここでF15路へ乗り換え。 客待ちの3輪タクシーがしきりに声を掛けて来た。 |
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9:42 F15路に乗車。上方山へ向うこの路線は本数が多くて嬉しい。 発車すると、2区先の龍門口水庫で運転者交代。水庫、天開寺を右手に見て、京昆高速を越えると右に自動車運転免許教習所があり、若者の乗降が多い。本数が多いのは、そのためか? |
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教習所から約kmの区間は路上教習のルートになっており、行く手を阻まれることがしばしば起きる。 それにしても、路上教習はたったこれだけなのか?その昔、北京で免許を取った時は身体検査と400mほどの実技試験だった。それに比べればマシか。しかし、あれは母国で免許を取っていることが前提だからなぁ。 |
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前回同様、上方山東門停留所の先で村の検問。 しかし、今回はジジイがバスに乗り込んで来て、頑として通過が認められず! 残念ながら、ここで下車。歩いて突破しようと試みたが、それも認められなかった。 上太湖は、終点の上方山西門から約3.5km先。ここで止められては手も足も出ない。苦労して来たが、諦めるほかない。 |
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ならば、上方山へと思い、東門へ向った。 残念!11/15から冬季閉山。 もうお手上げ。上方山東門停留所へ戻り、ベンチに腰を掛けて折り返しのF15路を待った。 |
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村では春節の準備が着々と進んでいた。 |
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帰路は、五候路口から917路慢車に乗車し、紫草塢路口で901路快車に乗り換え。予定外に早く返って来たので、前門西で9路に乗り換え韓記牛肉拉面へ向った。 |
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年明けに、9路は黄色の2連結から青の2階建てにバスを全面刷新。乗り心地が良くなった。しかし、今まで2階建てが走っていなかった京広中心から東の朝陽路では街路樹が刈り込まれておらず度々接触が発生。少々準備不足。 |
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13:30 韓記牛肉拉面に着いたが、様子がおかしい。 窓の張り紙に「春節放假」。えっ、もう春節休みかい。 こりゃあ、この先1ヶ月以上あの牛肉拉面が食べられないと言うこと。ショック。 |
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次に選んだのは、欧記専業麻辣燙。久々。汗だくになること間違いなしなので、寒くなってからは足が遠のいていたが、状況的に他の選択肢は考えられず一目散に向かった。 相変わらず、美味い!案の定、大汗をかいたが行って良かった。 この店も繁盛しており、何だか嬉しかった。 |
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今日はトラブルの多い一日だった。計画では、この風景に出合う筈だったのだが。。。 市内だからと言って、乗り換えをしっかり調べておかなかったことを反省。 記憶を頼りに、天橋から917路慢車に乗ることも選択肢だったが、いつの間にか慢車も快車と同じく車庫が天橋から北京西站に変わっていた。もし天橋に行っていたら、更に傷が深かったことを思うと、まだ運が良かった。 |