トコトコ中国バスの旅 |
|
|
|
|
|||
▼北京一卡通編 #130
【旅日記】
2019.12.14(土) 雲蒙山長城遺址公園で粘る
7:35 アパートを出発。本日の目的地は、密雲区の雲蒙山長城遺址公園。さて、どんな長城に出会えるか楽しみだ。 東直門バスターミナルから980快に乗車。先週は直前で引き返したが、今日は気持ち良く乗り込んだ。 9:08 密雲濱河大橋で下車。ここで64を除く、密60番台のバスに乗り換え。沿湖西門と、名前は違うが同じ場所にバス停があり便利。しかし、60番台は本数が少ない。一つ手前の密雲電信始発。ここを、00分、30分に発車するバスはありそうだが、、、0℃の世界で覚悟して待つ。 |
|
9:23 予想外の中途半端な時間に、密68路が来た。有り難い。9:20発車だったのだろう。 もう一つ覚悟していたことだが、案の定、既に満員だった! |
|
9:56 石城鎮政府で下車。本当は一つ手前の栗林山庄で下車するつもりだったが、まんまとスルーされた。 しかし、大した距離ではないので問題ない。 |
|
四座楼山に続く長城を眺めながら、S205密関路を南へ向う。 2週間前の雪が日陰に残る。北部は暴雪だったと聞いていたが、まだ残っているとは驚いた。アイスバーンになっているので注意して進む。 |
|
街路灯の市中には、ソーラパネルと風力発電のプロペラ。立派なものだ。 |
|
10:07 峠のピークを越えた所に公園の入口があった。 登城には絶好の天気。 |
|
しかし、バイクがやっと通れるほどしか門が開いていない。大丈夫か? |
|
それに、この荒み具合。 |
|
そして、この立札。 まぁ、行ってみましょう。止められたら、素直に従えば良い。 |
|
門脇の守衛室には誰もおらず、門を通過。しかし、建物の手前の池の両脇に延びている道のどっちへ行けば良いか分からない。唯一、遠くに「栗林山庄 大庁」の看板が見えた左の道をチョイス。 暫く進んだが、ダメっぽい。池の奥の道を、右の道に向かった。 |
|
あった、あった、售票処。 おや?置石に張り紙。嫌な予感。 |
|
的中! 10月30日付で、冬季営業停止。アイヤ〜! 入園禁止、違反者重罰。 |
|
と言われてもねぇ〜。行ける所まで行ってみよう。 售票処は当然誰もいない。緑の綿入れを着たオヤジが出て来て制止されるイメージでいたが、それも無い。 售票処を越え真っ直ぐ進むと、長々と公園の説明が掘られたプレートが現れ、そこで道が左に折れた。 |
|
左に折れると、その先は上りがキツクなる。そこに残雪。確かに危険。営業停止にする気持ちが良く分かる。 しかし、この程度ならまだ行ける。 |
|
お〜出た、出た、長城のプレート。 右に階段、左に雪が残る道が続いている。 |
|
階段奥の案合図を確認。 どっちも行き先は長城。右の階段は、一番右の三道辺楼へ続く。左の道は、右から二番目の将軍楼へ続く。 雪の残る道は危険なので検討の余地なし。階段の手前で少々思案。結果、「怒られたら謝ろう」と、階段を登ることを決心。 |
|
九十九折でグングン標高が上がる。 |
|
長城がはっきり見えて来ると、元気が出る。しかも、独り占め。 |
|
10:33 検票と售票処。下の售票処をスルーして来ても、ここで25元回収する仕組み。 |
|
ここまで来ると、密雲水庫が良く見える。 |
|
どこかでシャットアウトされるだろうと思いつつ登って来たが、更に先にも進めるのでビックリ。 |
|
長城は四座楼山方面へ延びている。ここから歩いて行けるのか? |
|
残念!三道辺楼には登れず。 おや?人の声。いよいよ来たか? |
|
将軍楼方面へ進むと、人影が見えた。警備員ではなく、私と同じ「入って来ちゃったヤツ」達だった。 しかもヤツ等4人組、登山家ですと言わんばかりの出で立ち。両手にはステッキ。確信犯だ。 |
|
そして、この壁を攀じ登り、長城の上を将軍楼に向かって登って行く。 この絶景。長城の向こうの景色も見たい。私も、一歩、二歩と壁に足を掛けて登ってみたが、さすがに気が惹け飛び降りた。 将軍楼には側道でも行ける。しかし、階段に残雪が見える。ここで転倒しようものなら大変な事になる。残念だが、今回の登城はここまでとした。 |
|
11:13 無事下山。S205を南へ向う。 しんどい思いをして登った三道辺楼が、やけに低く見える。。。 |
|
11:18 王庄バス停へ到着。 ベンチに腰を降ろし一息ついていると、爺さんが「ここにはバスは止まらない。どこへ行く?」と声を掛けて来た。 |
|
話を聞くと、バス停は50mほど戻った「小紅旗のところ」と教えてくれた。 少々疑りつつ旗のところで待っていたら、最初に来た密60路が止ってくれた。爺さん、感謝! 沿湖西門で980快に乗り換え。無事帰路についた。 |
|
しゃぶしゃぶを食べて帰るつもりだったが、980快の車内が寒く身体が冷えきってしまい外食する気にならず帰宅。昼食は、ニンニクと唐辛子の蒜蓉辣椒醤をふんだんに使った、名付けて”火山スパ”で燃え上がった。 本日の歩行距離8.5km、11,518歩。上った階数39階。ビビリながらも楽しい登城ができ満足。開園している時にまた行こう。次回は、将軍楼より上へ。 雲蒙山長城遺址公園は簡単に行ける上に、登り易い。お奨めの長城だ。 |