トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2021.3.27

 

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▼北京一卡通編 #1691

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【旅日記】

2021.3.14(日)  またしても開いていない

21.3.14(日) 曇

7:55 アパートを出発。目的地は西城区の北京地下城。

覚えているだけでも3回連続で空振り。「今日こそは」と「ダメでも仕方ない」が半々。余り期待せずに出掛けた。

先ず韓記牛肉拉面、続いて地下城、そして北京植物園で花見を考えていたが、余りにも雲が厚く時間を掛けて植物園まで行く気にならず、北海公園から散歩するルートに変更。

 

東直門内から107路に乗車。北海北門で下車し、地下道に入ると大きな瓢箪を肩に掛けた爺さんに遭遇。

8:32 北門で健康コードを見せ、公園パスをリーダーに翳して入園。

既にこの賑わい。

 

今日は真っ直ぐ西岸を進む。

大勢水面を覗き込んでいたので何かと思ったら、鯉だった。

視界が悪い。春霞かPM2.5か?微妙。

 

そう言えば、東直門内でバスを待っていたら、「空気汚染観測車」が目の前を横切って行った。

宮廷料理の仿膳飯庄。

 

漢、満両民族の代表料理を集めて清代に完成したと言う満漢全席。216種類とは凄い。

ドラゴンボートは2050元。高い!が、それなりに人気はあるのだろう。

花が満開。行ってみよう。

北海に突き出た登祥亭と龍澤亭。

闡福寺。

 

北海最大の寺院建築群。元は明代の太素殿で、皇族の避暑地。清乾隆7年(1742)には先蚕壇の蚕館として働いた。清孝庄の皇后が死去するとここで供養した。

乾隆11年、乾隆帝は生母の願いを聞き仏寺に変更。河北省正定県の隆興寺の規模を真似、闡福寺と名付けた。

満開だが、この天気では、、、

迎春花と言われる黄梅?

小西天。1768年建築開始。乾隆帝が母親の誕生祝に造った。

巨大な大理石に彫られた万佛楼石碑。

 

4つの面には、漢・満・蒙・蔵文字で 《万佛楼落成瞻礼が刻まれている。

白塔の下にも満開の花が見えた。

天気予報は曇りのち晴。しかし、その気配は全く無い。空が青ければ綺麗だろう。

9:11 西門から北海公園を出た。

文津街の橋を渡り景山公園に向かった。

9:24 南門から景山公園に入った。

 

このまま一気に山頂の万春亭を目指す予定だったが、南側の登山道はどこも封鎖されていた。

東門方向へ進むと、あちこちで老人がトランプに興じていた。

 

休日は家に居辛い?それとも毎日?

開いている登山道を探して彷徨っていると、老人が合唱する歌声が聞こえた。

 

鳴り物や大声禁止看板の前で堂々とアコーディオンを奏で大合唱とは恐れ入る。保安が何人もいるが、後でボーっと突っ立ているだけ。この人数だ、止めると大騒ぎになる事は間違いないからなぁ。

 

北側で登山道を発見。しかし、既に9:35。このまま登ると、地下城の参観時間が短くなってしまうので登山は止めて東門から地下城へ向った。

9:53 故宮博物院の東華門を通過。

 

人の姿が多くなった。

10:03 南池子の皇城壁遺址から長安街に出た。

正義路を南へ向った。

 

この道、先週も通ったな〜。

10:21 草廠三条を西興隆街で左折。北京地下城まで50m

 

運命の時。

うわ〜、今日も開いていない!

 

ドアに貼られた紙には、汚い字で「暫停開放」と書いてある。きっと先週と同じ紙。全人代が終ったので淡い期待を抱いて来たが、残念。

そそくさと立ち去り、台基廠路口西から9路で韓記牛肉拉面に向かった。

 

本日の歩行距離11.6km19,287歩。上った階数4階。今回も北京地下城には入れなかったが、いつか必ず入るとの思いから正編にした。その日が早く来ることを願う。

 

▼後日記−嬉しいやら、悲しいやら

21.3.27(土) 曇

 

10:15 アパートを出発。晴れていたら九眼楼長城へ行くつもりだったが、靄が掛かり視界が悪いので中止。計画を練り直しつつ、残務整理をしていたら出発が大きく遅れた。そこで決めた目的地は、天壇公園玉渊潭公園。その前に、韓記牛肉拉面で早い昼飯。そして、北京地下城の様子をチェック。

 

昨夜、張記烤羊腿へ行った。5人で懇親会。

烤羊腿を頼むと、「これで良いか?」と焼き始める前に確認が入った。後で小さいと文句を言われないようにか?

 

じっくり焼かれた羊腿は、今回も大変美味かった!

 

そして今回も袋入り生ビールを持ち込み。しかも、追加も。更に、最後はオバちゃんが出前までしてくれた。そこまで遣るとは恐れ入る。

11:35 長安街が建国門で大渋滞。

 

動かない。これでは、地下城の午前の営業が終ってしまう。。。

11:59 午前の営業終了1分前に到着。しかし、ドアが中途半端な状態。張り紙は無くなっている。これは?

 

近付くと、ドアの右脇に「休息中」の札が掛かっていた。開いたのだ!

 

中からオバちゃんが出て来たので、午後の営業開始時間を確認。表に書いてある通り13:00に始まるとのこと。

1時間あるので、胡同を通り天壇公園まで行くことにした。

 

再開発で整っていることも嬉しいが、自動車シャットアウトなのが何よりも嬉しい。

珠市口東大街に、「人民日報」など新聞社名が壁に刻まれた面白い建物。中国記協新聞大廰。

12:18 天壇公園へ到着。

 

面倒だが健康コードを開き、公園パスをスキャナに翳して入場。

 

今日の目的は開花が伝えられた杏の花の観賞。

黄梅が見事に咲いていた。

こんな人達も。

12:34 祈念殿の南で地下城出発から30分経過。

 

祈念殿の外周を一周して地下城へ戻ることにした。

 

北京のPCR検査制限が解除されたせいか、ツアーの観光客が随分増えていた。

杏の花はどこに咲いているのか?

13:05 地下城から2軒東の豚骨拉面“面遊”に行列。気になるなぁ。

開いていた、開いていた。

QRコードをスキャンし、アンケートに答えると無料で参観できる。

 

25年前は15元ぐらいだったと思う。

立派な入口になった。

 

壁の写真を見ながら地下への階段に向かう。

お〜〜〜、ガラスが張ってある!

 

何てこったい。

壁の写真に昔の参観経路図があった。懐かしい。これが張ってあった様な気がする。

 

当時、日本人向けのガイドブックには一切紹介されていなかったが、英語のガイドブックには紹介されており白人には遭ったが、日本人には全く遭ったことが無かった。入場券を買う際には、白人と対応も違った。今思うと、あれは顔が外人と見られなかったからかも知れないな。

何せ、中国人の参観者もいなかったし、今も昔も色々な人に聞いても存在を知っている人に出会ったことが無いのだから。

当時の入場券が壁に張ってあった。懐かしい。これはハッキリ覚えている。

 

スキャンしたQRコードの上の説明を読むと、「1949-79年の防空施設。ここは1/1模型。地下は長い間使われておらず工事しているので参観出来ない。改造が終ったら対外開放する」との由。オバちゃんの話では、来年。春節休みがどんどん延びて行った事を考えると、とても信じられないが。

 

地図にも出て来る“口部展示空間”の意味がやっと分かった。

前門のバス停へ向かう途中、北翔鳳胡同に人だかりが見えたので近寄ってみた。

 

人だかりは、利群烤鴨店の待ち客だった。店の前には椅子がズラリと並べてある。結構な人気店の様だ。英語の看板からすると、外国人ツーリスト相手かと思いきや、並んでいるのはローカルの人ばかり。あぁ、今は外国人ツーリストはいないからか?

調べてみると、全聚コの料理人・張利群さんが1992年に自宅を改装して始めた店だとか。評価は★5つが大半。興味あり。

西打磨廠街を進む。

 

地下城の入口はこの辺りだったと思うが、、、

前門発の市内の観光バスも再開。

 

ウロウロしてバスを探したが良いのが見つからず、西打磨廠街まで戻り141路に乗車。

 

北兵馬司で612路に乗り換え。

市内のあちこちで花が満開になり賑やかになって来た。

 

北海公園の北門、反対側の什刹海にも大群衆。マスクが無ければ、普通の状態に戻った感じがした。

15:13 玉渊潭公園北門へ到着。

 

ここでも面倒な健康コードを開き、公園パスをスキャナに翳して入場。

先週とは景色が違う。

桜もそうだが、兎に角人が多い。

空が青ければ良かったな。

7分咲き。

写生大会。

こんな人も。

春だな〜。

少し晴れて来た。

ニュースで見る日本の公園とは比べものにならないが、これはこれで良い。

濃い色の花には沢山のカメラが向く。

これだけ混雑しているとマスクを外す気にならない。

細々とだが、桜並木が続く。

ボートも出ていた。

マスクが目に付く。皆さん警戒は怠らない。

屋台が大繁盛。

お目当ては、桜を模った100%ハーゲンダッツ原料のアイスクリーム。

29元もするが、飛ぶように売れている。

 

この経済感覚が分からない。

本日の歩行距離12.3km20,367歩。上った階数4階。

 

北京地下城では唖然としたが、門を潜る事が出来て納得した。開放される日を気長に待とう。



 

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