トコトコ中国バスの旅 |
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【旅日記】
2022.12.3(土)
チャンスは年2回。漸く実現 |
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愛岐トンネル群の第29回特別公開へ向った。が、安全な駐輪場の有無が分からず電車でGo! 庄内川渓谷に沿って明治33年(1900年)の開通当時の姿をとどめる4つの赤レンガトンネル群と玉野川渓谷、紅葉のおりなす ”廃線路の自然・渓谷の秋”。 前々から気になっていたが、29回目にして初。期待が膨らむ。 |
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9:01 定光寺駅へ到着。 9時の開門を狙って大勢下車。 意外や意外、無人駅だった。しかも、機械ゲートも無い。 |
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庄内川沿いを上流へ350m行く。 下流には京都の四条大橋を模して造られた城嶺橋とリアタイヤがロックして慌てた現場が見える。 |
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何だ、何だ、立派な駐輪場が有るじゃないか。しかも、入口の直ぐ近くにも。 階段の先で入場料100円を箱に投入。 |
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枕木でできた階段を上ると早速現れた。 紅葉の絨毯の上を3号トンネルへ向う。 |
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キャッチフレーズは「日本で2番目に美しい廃線!」。確かに美しい。 一番は鳥取県の倉吉線かな? さあ、出発進行! |
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昭和41年(1966年)廃線。登録有形文化財。 唯一内部が明るい。 廃線後、工事残土が投入され、途中から路盤が盛り上がって行く。 |
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本来の役目を終えたレールは色々な形でリサイクル。 ここでは落石防護柵に。100年以上前に欧米で製造されたことを示す刻印が残る。 |
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SLが走っていた頃の風景には哀愁がある。 一番短い4号トンネル。「シュッ、シュッ、ボ〜〜」っと、トンネル内に響き渡るSLの効果音が堪らない。 |
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4号トンネル出口の巨木・三四五もみじは既に冬モード。 橋から左を見ると、トンネル群保存再生委員会員手作りの水車が回る。 |
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釘ゼロだそうだ。 山の中腹に「山の神トンガリ岩」 この看板は良く見るが、直ぐ横にトンネルがあったとは知らなかった。 |
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煉瓦造りの水路、暗渠があった。 川沿いの玉野古道から入ることができる。 復路で100年前の紅の輝きをじっくり見学。 |
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湾曲した5号トンネルを通り抜けると、C57の巨大な車輪がある。 元は個人のコレクション。すげ〜。 横の自転車のペダルを漕ぐと回転。 |
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最長333mの6号トンネル。 内部は非常に暗い。念のためライトは持っていた方が良い。 お〜、良く見る赤い橋。 ここが終点だったか。 |
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橋も撤去され、ロープウィで荷物を運搬。向こう岸に多数駐車車両あり。もしや人も運ぶ? 全国でも希な左右対称のトンネル坑口。富士山のよう。 |
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6号トンネル山肌のモミジ山。 200mの健脚向き周遊コースあり。 |
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暗渠へ向け、明治28年(1895年)に開通し中央線工事のためたった1年で寸断された玉野古道を進む。 度重なる土石流で埋まり、タイムスリップ。 |
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天井のアーチが美しい。 下から見上げる。井戸に落されたような感覚。 内部は坂。かつ濡れて滑り易いので要注意。 |
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古道から河原へ下りることが出来る。 10:30 すれ違う人が増えてきた。早く来て良かった。 |
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良い所だった。 県境駅の「オ―イ!岐阜県さん、お願いします 早く通してくださ―い!」は、同感。楽しみだ。 |
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定光寺は崖にへばり付いた面白い駅。 勝川駅で下車し、外に出た瞬間、物凄く都会に感じた。 |
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愛岐トンネル群発見のきっかけは、平成17年(2005年)勝川駅高架化改修工事により明治の赤レンガプラットホームが撤去されたことだったそうだ。懐かしい。 11:28 勝川駅前 弘法通りの勝ちたこで昼食。 どこで食べるか考えながら一旦は通過したが、焼きそばとお好み焼きに気持ちが動いた。久々だ。 今日は徒歩なので飲める。と言うか、それ前提で思案。ドラッグストアまで戻りビールを買って来た。 |
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焼きそば大盛240円、お好み焼き240円、ビール204円。素晴らしい! 店先のベンチに座り、御年80歳の大将と話しをしながら頂いた。 2度大病をされ復活。病院通いばかりと嘆きながらも、元気に一人で店を切り盛り。頑張ってるわ〜。 パックに入った出来上がりは、冷めてしまっていたのが残念だったが、十分満足した。 |
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2022.12.10(土)
近所の歴史遺構と近代建築物 |
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12月になり寒くなった。しかし、まだ寒さに慣れておらず遠出は億劫。 そこで、近場に目ぼしいポイントがないか探してみると、面白そうな歴史遺構と近代建築物が見つかった。 歩いても行ける距離だが、、、 |
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10:33 春日井市立中央公民館へ到着。 何度も前を通った事はあるが、ここに歴史遺構が保存されているとは知らなかった。 公民館には「昭和40年代のくらし」が展示されている。今度行ってみよう。 |
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尾張藩御浜御殿の門。熱田神戸町内田橋付近にあった。 御浜御殿は、寛永11年(1634年)初代藩主義直により東御殿が、承応3年(1654年)二代光友により西御殿が築かれた。藩に縁のある大名や公家が休憩その他の用にあてた。三代将軍家光も逗留。 明治6年(1873年)藩から県、そして味美西本町の個人が払い下げを受け自宅の表門にしていたもの。 凄いな〜。 |
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尾張藩御浜御殿の門を潜ると、この地方に古くから残る「四つ建て」民家がある。 この民家は、明治初年(1868年)頃勝川町に建てられた当時の普通の農家の母屋。 4本の太い柱を中心にして家を支える構造となっていることから四つ建てと呼ばれる。 草葺き屋根だったが、防火上の問題からトタン葺きに替えられている。 屋内には明治時代の中頃の生活と養蚕の様子を展示。 |
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10:44 プロソリサーチセンターへ到着。 設計監理に「和の大家」、新国立競技場を設計した建築家・隈研吾、サインをデザイナー・原研哉が担当。 近くに、こんな建物があったとは全く知らなかった。 「歯科材料」を製造している(株)ジーシーデンタルプロダクツの創業50周年に造られた建築物。2010年竣工。 地上3F、地下1Fの鉄筋コンクリート造一部木造となっており、人工歯の歴史について学べる施設。 やすらぐ印象を与える千鳥格子は、日本の木の技術の高さを示す。 ・・・ 良く分かる。 |
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JR中央線を横断。 遮断桿にお決まりの「クルマで押して出る」のフラッグ。 押せるほど大きな車は通れそうにないが。。。 |
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10:55 フジヤマ55春日井下条店へ到着。 開店5分前。準備中の札が出ていたので外で待つ。 開店当時から気になっていたが、今回初訪問。フジヤマ55自体、10年振りぐらいか? 11:00 開店。一番で入店。入口に置かれた券売機に千円札を入れ「春日井ジロウ」をプッシュ。880円。 |
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チケットを渡す時に持参したコミュニケ誌を見せ、味付半熟卵をゲット。 味は期待通り。しかし、北京のラーメン荘に比べボリュームが無く少々残念。 それよりも、店員さんに元気の無いのが残念。若者2人で頑張ってるんだから元気出せや! |
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2022.12.25(日)
なぜ今まで発見できなかったんだろう? |
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残念だが寒さを打ち負かす気力が湧いて来ない。しかし、家でゴロゴロしているだけでは勿体ない。 最近はその傾向が強いが、とうとう食べる事が主目的の旅になった。 それも、片道9km弱の、北京時代なら徒歩の旅だ。 北京と言えば、COVID-19の感染が大爆発。毒性の強い新たな変異が非常に気になる。 |
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22(木)、名古屋空港で4回目のコロナワクチン接種。今回は発熱なく快調。 23(金)、早々と’22年の仕事を納め。 24(土)、朝方から降り始めた雪が8年振りに10cmを越える大雪となり連休の出鼻を挫かれる。 25(日)、快晴。風なし、ポカポカ陽気。満を持して出発。 |
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11:16 名古屋市北区の志賀公園へ立ち寄り。 公園内はおろか、名古屋市内の道路も日陰は雪が残り恐ろしかった。 |
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志賀公園は、織田信秀の重臣であり信長の補佐役、次席家老を務めた平手政秀宅跡。 政秀は信長と次第に不和となり、自刃により非業の最期を遂げたと伝わる。 この彰徳碑は享和二2年(1802年)尾張藩有志により建立、対照年に愛知県が平手邸跡である碑を添えた。 往時が偲ばれるものは何も見当たらない。 |
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時代がグッと進み昭和へ。 昭和5年以降、ラジオ放送を市民が自由に聞けるようにと日本各地に設置されたラジオ塔。 塔の上部に受信機やスピーカーが置かれ、周りで市民がラジオ放送に耳を傾けていたそうだ。 名古屋市内には10カ所ほど設置。現存は、他に中村公園と松葉公園の2ヵ所。 |
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公園北側の入口に桜の大木が大きく枝を張り出していた。そこに石碑。 近付くと「遠山桜」と彫られていた。気になるが、意味不明。 |
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11:28 ラーメン専門店 陽龍へ到着。並んでるわ〜。 志賀公園へ向う前に様子を見に来た時は並ぶどころか駐車場に空きも有ったのだが、、、 良かったのは、未だシャッターが閉まっていたこと。 「珍しいね」と、爺ちゃんに話し掛けられ会話を始めた所でシャッターの開く音がした。 |
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11:30 開店。カウンターのみの14席は並んで開店を待っていた人で丁度満席。 元気な老夫婦が営む。愛想良しで気持ちが良い。厨房には製麺機。自家製麺だ。 京都発祥、第一旭にも繋がる陽龍から暖簾分け。昭和47年創業。それを今まで知らなかったとは、、、 三兄弟で始め、長兄が小牧、次兄が平六通で店を構えたが、どちらも高齢で閉店。残るはここのみ。 |
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来た!特製ラーメン990円。肉で麺が見えない。 何とも懐かしい醤油味のスープ。チャーシューも自家製麺も美味い! また来よう。 それにしても、アキラ系と呼ばれる第一旭は系譜を辿るのも面白い。今度は一宮の第一旭へ行ってみよう。 |